山の町と里の町の連携

新型コロナワクチン接種で山北町にお世話になり、ふと山北町と開成町の連携強化が浮かびました。

山北町は220平方キロと広大な面積を有する山林の町です。開成町は6.55平方頃の豆粒のような平坦な町です。

山北町はJR御殿場線が東海道本線であった頃は鉄道の町として地域の中心都市として隆盛を誇りました。

開成町は鉄道の駅はなく純然たる農村で1955年合併して開成町ができた時は4600人の人口でした。

山北町も同じ時期に3村と町村合併を行い山北町となりましたが人口は16000人でした。

現在の山北町の人口は9878人です。開成町は18349人です。人口で見る限り立場が逆転しました。

山北町から開成町への移住により山北町の人口減少に開成町が一役買ってしまっています。

小田急線開成駅周辺を始め開成町の住宅地に山北町から移住された方結構いられます。

開成町は山北町に対し忘れてはならない恩義があります。両町でごみ処理をしていて処理場所は山北町です。

開成町は山北町と連携を強化し山北町の活性化に向けてお手伝いできる余地がないか探る責務があります。

開成町は都市計画によって造り上げた人工的な町です。山北町には開成町にはない大自然があります。

山北町の地域資源は足柄地域全体の財産です。地域全体で大いに活用する知恵を絞るべきです。

開成町には他地域からの移住者も多く近隣に大自然が残っているのは魅力のはずです。

山北町と共同で自然とのふれあいプロジェクトを企画するのも一案ではないかと思います。

山北町と開成町が共同戦線を張って都市部からの交流人口を呼び込むのです。移住につながる可能性があります。

広大な山林を有する自然豊かな山北町と水田景観を残しながら住宅開発を進める開成町とが補い合う取り組みです。

大都市部の自然志向の強い住民にとっては開成町より山北町の地域資源の方が輝いて見えるはずです。

便利さを考えると開成町の方が開成町の方が住みやすいのでと悩む方もいられると思います。

開成町に住んで山北町にログハウスというようなアイデアもあり得ます。ウィン・ウィンの関係は築けます。

山北町にしかできないまちづくりもあります。広大な住宅を欲するセレブの移住です。

大自然を持つ山北でないとできません。住民税の税収を考えれば企業誘致よりはるかに効果的です。

自然を壊さずに広大な敷地面積を持つ住宅地の提供プロジェクトは山北町が英知を絞るべきテーマです。

アフターコロナ時代、山の町と里の町の連携で地域を元気にするアイデアを広く募集し挑戦して欲しいです。