人生ノート5~なぜ町長を目指したか~

1996年10月20日、衆議院選挙で敗れました。いきなり大きな選挙をしただけに後始末もままなりませんでした。きつかったです。

何より今後の進路が大問題でした。そのまま衆議院選挙を目指すのは資金的にも無理でした。政治家を目指すのならば方向転換しなくてはなりません。

出した結論は地元開成町の町長への転身を目指すというものでした。現職の町長の去就が定まっていない段階でしたので反発が出ました。

結果的には現職の町長は引退されることになり町長選挙となりました。衆議院選挙で戦った河野洋平さんの系列の町会議員との一騎打ちでした。

ほぼダブルスコアで勝ちました。42歳でした。若い町長への期待感が大きかったです。既に亡くなっていた父も町長でしたので親子二代の町長となりました。

町長を目指した理由は目に見える範囲で具体的に町づくりに力を注いでみたいという情熱でした。働くことができる現場をとにかく持ちたかったです。

1998年の2月24日支援者と一緒に喜び勇んで開成町役場に初登庁したことを鮮烈に覚えています。4年半の浪人時代がようやく終わりました。