人生ノート6~町長就任~

町長への転身ができたことはこれまでの我が人生で最高のできごとです。町づくりの仕事を得て魚が水を得たように動きました。

就任直後にあった開成町内ただ一つの中学校の卒業式で「失敗なんてどうってことない。思い切って挑戦しよう。」と呼びかけました。

生徒たちが目をらんらんと輝かせて話を聞いてくれたことが印象的でした。毎日が楽しくてしょうがない感じで日々過ごしていました。

町民との対話集会も間をおかずに実施しました。接点を持つことがなにより大切です。しゃべるのは記者時代に鍛えていましから助かりました。

町職員とも全員と面接をしました。全職員で100人ちょっとですのでできます。大きな市ではとてもやれないでしょう。

やる気があって優秀な町職員が大勢いることを知りました。私と同世代の職員の質が揃っていました。彼らと一緒になってやればできると確信しました。

今思い返すと完全に前のめりでした。しかし若い町長が誕生したという熱気の中でなければできないこともあります。走ったのは正解でした。