来年の新酒”月が綺麗ですね”が楽しみ
昨日は1年で月が最も近づくスーパームーンの日でした。そして皆既月食がみられるはずでした。
まん丸の大きな月が地球の影で遮られる姿を目の当たりにできるのは天の摂理を実感できるまたとない機会です。
26年ぶりの天体ショーだということなので昼間からそわそわしてました。雲に覆われてしまいました。
今度と言ってもかなり先のことになります。次は絶対見れるよう元気に長生きしたいものです。
がっかりした気分を救ってくれたのは小川の脇の茂みで光を放つのは数匹のホタルでした。
田植えが終わったばかりの田んぼの水もには周辺の建物からの光が風に合わせて揺らいでました。
3反ほどの田んぼの田植え、機械だとあっという間でした。2時間ほどですべて完了でした。
40代のバリバリの専業農家の方が田植のトラクターを乗りこなしている姿は頼もしかったです。
農業には若い皆さんのパワーが不可欠です。大ベテランが支える農業では先行きが心配になります。
わが家の田んぼを請け負って下さっている方は昨年から酒米の王者と言われる山田錦に挑戦してます。
昨年初めて収穫された酒米は全量、復活なった開成町の酒蔵瀬戸酒造に買い取られました。
”月が綺麗ですね”というおしゃれなブランド名で来月から一般に販売されることになってます。
農家の方によると水の管理が何より大切だということです。昨年も朝5時ごろから田んぼを回っていました。
私は早起きなので自宅の2階からその姿を何度も見かけました。注ぐまなざしの真剣さが伝わってきました。
情熱が無ければ何事も良い結果はもたらされません。取れたコメは品評会で高評価でした。
今年は更なる高みを目指すと気合が入ってました。背丈の高い山田錦が稔る様子が目に浮かびます。
田んぼの周りの畑で野菜を作っている我が家のお嫁さんが樹木の低いところで蜂の巣を発見しました。
よく低い位置にハチの巣がある年は台風が来るとかという風説がありますので気がかりです。
水回りの管理をしっかりして値を地中深く張らせることが丈夫で品質の高い山田錦が取れるコツのようです。
根を張らせるためには栽培の途中で意図的に水の量を少なくさせて稲をいじめないとなりません。
常にたっぷり水があたえられると根が深く張らずにすぐに倒れてしまいます。見栄えが良くてもダメです。
政治の世界にもこの原理が当てはまるように思います。世襲で貴族のような育ちの方ばかりでは有事に弱くなります。
新型コロナ対応で日本の政治が上手く機能しないのは世襲議員が余りに増え過ぎたことにも原因があると思います。