女性活躍の足柄の歴史再発見クラブ新体制
昨日足柄の歴史再発見クラブの総会があり新しい役員が決まりました。9人の役員中6人が女性となりました。
この会は、足元の災害の歴史を見つめ直し地域貢献をしようと2006年2月に立ち上げました。
2007年に『足柄歴史新聞 富士山と酒匂川』、2019年に『新編 富士山と酒匂川』を刊行しました。
子供でも理解できるよう工夫がされていて出前授業や地域の防災教本に最適なガイドだと自負してます。
『新編』の刊行に当たり仕切りをする人材に空白が生じたために私がピンチヒッターで事務局長になりました。
『新編』の刊行も終了し、英語・中国語の翻訳版の編集も完了しましたので事務局長を下りました。
昨晩の総会で英語・中国語版の『みんなで学ぶ富士山と酒匂川』を配布予定でしたが間に合わなかったは残念です。
新しい会長には高校の日本史教師を務めている現副会長の関口康弘さんの就任が決まりました。
南足柄在住ですが足柄地域全体を勉強の対象としてますので適任です。大いに期待しています。
副会長には開成町で町議を務める下山千津子さんが就きました。女性役員の代表となります。
事務局は3人の女性が担当することとなり代表には関口明美さんが就きました。高校の講師の方です。
会の最大の特色は歴史の素人であっても楽しく学ぶことです。その成果を発信するところにあります。
小学校の元教員もクラッシック歌手の方も書道家の方も株式売買の専門家も古文書のプロの方もいます。
以上の多彩なメンバーは全員女性です。クラブを支えているのは女性だと言っても良いです。
東京から強力なメンバーの参加がありました。元筑波大学教授で砂防の専門家の西本晴夫さんです。
元国土交通省技官でもある西本さんの知識を会の活動に活かして行ければと思います。関口新会長の強い味方です。
今後の活動はコロナによって左右されてしまいますが8月には英語・中国語版の刊行記念会を予定してます。
2023年が関東大震災から100年の節目の年になります。酒匂川も流域も多大な被害を受けました。
地域の震災史をもう一度勉強し直すことを目指してます。日本史の先生である関口会長にぴったりです。
少し先の話しですが2026年は富士山の噴火後の大口堤の修復から300年、翌年は神社の祭礼から300年です。
富士山噴火の想定が見直され神奈川県西部にも溶岩流が押し寄せる可能性が発表されました。
こうした時期を捉えて富士山噴火や酒匂川の洪水など地域の災害史を学び防災教育に役立ちたいです。
私は一会員として会の活動を応援します。ご関心のある皆さんの参加を心より歓迎いたします。