党首討論1
本日党首討論が開催されます。菅総理が自分の言葉を持っているかどうか試される最後の局面です。
昨年9月に総理に就任以来多くの国民は菅総理が発する言葉に自身の魂がこもっていないことに不満を抱いています。
一国のトップなのだから自分の言葉で国民に呼び掛けて欲しいと思うのは当然すぎるぐらい当然です。
菅総理は国民の期待を裏切り続けてきました。政権発足以来初の党首討論はその最後のチャンスと言えます。
今度も裏切ったならば自民党支持者でさえ愛想が尽き出しかねません。正念場の中の正念場です。
理屈をこねて立て板に水のようにまくし立てる必要は全くありません。訥弁でも自分の言葉ならば問題ありません。
立民の枝野代表は口舌の徒ですので同じ土俵で競争するのは無駄です。弁では敵いません。
菅総理はたたき上げらしい迫力で対抗すれば良いのです。自信なさげに官僚のメモを読み上げるのは止めて欲しいです。
党首討論は政策を細かに論議する場ではありません。政策の根底にある情念をぶつけあう場です。
東京オリパラをなぜ開催するのかと問い詰められたらここで止めたら日本の恥だという具合にです。
ただし国内外にコロナをまき散らす危険性がある時は中止を申し出る、その場合は肚を切ると断言して欲しいです。
ステージ4ならば中止。ステージ3なら無観客、ステージ2なら観客制限などわかりやすく願いたいです。
専門家と協議して検討中などと言い逃れするのではなく総理としての基本的考え方を語ることに注力すべきです。
緊急事態宣言解除のためには国と地方自治体、関係機関や諸団体の連携が何より大切なことは自明です。
ここで枝野代表に逆襲して欲しいことがあります。枝野代表は国会で大阪府の吉村知事をこき下ろしました。
コロナ対策がなっていない知事としてやり玉に挙げました。たまたまやり取りを視ていてあ然としました。
枝野代表は野党第一党の党首として総理を目指す立場でありご自身も十分に意識してます。
総理を目指す政治家がたとえ失策があったにせよコロナ対策にあえぐ府知事を罵倒してはいけません。
総理に仮に就任しても遺恨が深く残ります。国の政策が速やかに浸透しないではありませんか。
菅総理はこのすねの傷を自分の言葉で思い切り叩くことで反撃可能です。バトルを期待したいです。
吉田茂総理のように”バカヤロー”とまで言えとは申しませんが総理の首がかかっているのですからけんか腰は当然です。
菅総理VS枝野代表、口先のケンカではなく政治生命を賭けた真の取っ組み合いに持ち込んで欲しいと願ってます。