続・じいじの脱男性社会論

男子厨房に入るべからずとか家事育児は女子の仕事という価値観に日本は深く囚われてきました。

「きました」という表現は当たりません。今もそうです。日本の女性の社会参加指数は最低ランクです。

1980年代日本は世界の経済最強国に躍り出るかと言われていました。ジャパンアズナンバーワンの時代は今は昔です。

得意としてきた工業立国も陰りを見せてひとり当たりの国内総生産は23位と低迷しています。

完全に歯車が狂ってしまい衰退国家への道をまっしぐらという焦りを感じている方は多いはずです。

日本の能力値は高いと過去を振り返り自らを鼓舞するようなテレビ番組も多く見られます。

高度成長を支えた技術者らに光を当てたNHKのプロジェクトXの再放送はその典型と言えます。

それだけ日本の危機が深刻化している証明です。過去を振り返りたいとの国民の願望が背景にあると思います。

しかし過去からヒントを導き出し過去の夢の復活を目指すのは虚しい企てだと思えてなりません。

明治維新以来日本は先進諸国に追い付け追い越せでした。追いついたと思った矢先の転落で復活のお手本不在です。

更に加えて地球温暖化の気候変動が襲い掛かってきていて人類は生存そのものが危機にさらされています。

二重の意味で日本は厳しい局面にあるのです。日本は、自ら知恵を絞り克服する道を探すほかないのです。

手がかりはあるのです。昨日のブログで書いたように現代の危機は男性原理がもたらしたものだからです。

女性原理の導入によって世界でこれまでなかった社会変革を断行する国となることで活路を見い出すのです。

国地方を問わず進路を決めるのは政治です。政治の場を女性の力で大胆に塗り替えることを目指すべきだと思います。

四分の一は女性になどと中途半端ではなく四分の一が逆に男性ぐらい反転させることを理想とするのです。

女性が主導する政治の社会に変革できれば女性原理を抵抗なく受け入れることのできる若い男性たちの進出が進みます。

現在の若い男性は線が細いので男性社会の中で老練なおじさんに対抗する力量はなく迎合する傾向が強いです。

女性の力でおじさんパワーを駆逐した後なら若い男性は活き活きと能力を発揮することができると思います。

そうすれば女性と若者で全く新しい価値観に基づいた政策が次々と打ち出されてくることは間違いないところです。

地球社会が抱える困難な課題に日本発の処方せんが次々と生み出されて日本は地球を救うフロントとなることでしょう。

地球を救うフロント国家日本、しなやかで優れた女性リーダーが舵を握れば十二分に可能な未来像です。

 

 

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