オリンピック村の”老害”村長

今年2月森元総理がトンデモ発言で東京オリパラの組織委員会の会長を追われ後任に指名されたのは川淵三郎さんです。

サッカーをプロリーグ化して今日の日本サッカーの隆盛を築いた初代Jリーグチェアマンです。

その能力は混迷していたバスケットボール界でも発揮されてプロリーグ化を成功に導きました。

こうした輝かしいキャリアに難癖をつける人はいないでしょう。ところが口が軽い欠点がありました。

森元総理から東京オリパラのトップの座を依頼された直後にこの人事をぺらぺらとマスコミの前で明かしました。

森元総理は女性蔑視発言で叩かれて座を追われたのです。発言に細心の注意を払う時期でした。

森元総理は83歳と高齢であることもあって老害とやゆする声がありました。川淵さんも同い年です。

年齢の高い者同士が密室で人事のやり取りをしてすんなりとトップに収まるという感覚がずれてます。

案の定、政府は世論からの批判を恐れて川淵会長を断念せざるを得なくなり人事はやり直しとなりました。

女性が望ましいと言うことで現在の橋本聖子会長となったことは周知のとおりのことです。

川淵さんは東京オリパラのトップを打診される前にひとつの役職を持ってました。選手村の村長です。

こちらの方は引き続き務めることにしたようです。先日選手村の開村式で挨拶してました。

テレビでの表情を見ていて老害という言葉を再び思い起こしました。トップに居続けようとするからです。

新型コロナによって大きな制限を受けているとはいえオリパラは世界が注目する華やかな舞台です。

オリパラ村の村長はコロナ禍を乗り越えて開催しようとする日本の元気を象徴する人物に託したいです

川淵さんがオリパラ会長への就任を断念せざるを得なくなった理由を考えればば自身の身の振り方はわかるはずです。

聡明な人ならば、女性の時代、多様性を重んじる時代と合わなかったことを悟るはずです。

川淵さんの力量があれば現在活躍している女性を村長に迎え入れて日本をアピールする顔にできたはずです。

元オリンピック女性アスリートで活躍されている人はあまたいます。なぜ譲らないのでしょうか。

例えば増田明美さんが村長就任ならそれだけで明るい話題になりそうではないですか。

世界最強の女子の吉田沙保里さんだったら発信力あります。芸達者ですしファッションも注目です。

パラアスリートでも水の女王と言われた成田真由美さんがいます。尊敬の的となるのは間違いありません。

女性や若いこれからの人材をどんどん表に出すのが本物の実力者の使命です。譲れない人は老害と化します。

 

 

 

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