都議会のお姉がレジェンドとなった日
東京都議選、予想を覆す結果でした。自民は第1党となったとはいえ33議席。都民ファースト31議席と競りました。
しぶとく23人全員当選を果たした公明と合わせても自公は過半数に64議席に手が届きませんでした。
NHK出口調査で小池都知事を支持すると回答した割合は64%に昇りましたので小池都知事が力を見せつけたと言えます。
そんな中で小池都知事に真っ向勝負を挑んだ上田令子さんが江戸川区で3期目の当選を果たしました。
無所属の奇跡と言って良いです。たったひとりで地域政党を立ち上げて小池都知事の政策にダメ出ししての勝利です。
事前のアンケートで小池都政についての評価を問われると「全く評価しない」と言い切ってました。
政党の組織がついている訳でもなく”女帝”とまで称せられる小池都知事とガチンコ勝負する勇気に敬服します。
前回の選挙では小池都知事が率いる「都民ファーストの会」の主要メンバーとしての立候補でした。
小池旋風の恩恵を受けました。今度は袂を分かって立ち向かいました。パフォーマンスばかりの政治はダメだと。
定数5で、公明新人、都民ファースト現職に続き3着でした。自民の現職、共産の新人より上です。
自民党は小池都政には批判的なようでいて徹底抗戦はしないずる賢い態度を取り続けてきました。
徹底抗戦してきた上田さんがあいまいな態度に終始してきた自民党の現職に勝った訳です。
この意義は大きいです。筋を通した上田さんの票が上回ったからです。昨今の何でもありの政治に喝を入れました。
上田さんはこの困難な選挙を勝ち抜いたことにより上田党と言って良い強固な基盤ができました。
これまで以上に力強く小池都知事のパフォーマンス重視で中身のない政治に対峙していけます。
最大会派となった自民党も上田さんが勝ち上がったことに対しては一目置いているはずです。
上田さんが暴れる舞台は整いました。党派を超えて反小池都政を仕掛けて欲しいものです。
カタカナ連発で有権者にどう映るかそればかりを気にする政治から都民のための政治へと戦いを継続して欲しいです。
新型コロナの感染拡大が止まりません。無観客で参りましょう。都知事に強く申し入れて下さい。
下らないコロナ宣伝費に税金をつぎ込むならば少しでも助成金の額をアップしましょう。徹底抗戦して下さい。
小池都知事は自民党にすり寄って行くのでしょうから自民党に喝を入れ筋を通す精神を注入して欲しいです。
7月4日はアメリカの独立記念日でした。日本ではお姉こと上田令子さんが都議会のレジェンドとなった日と言えます。