人生ノート13~地方分権改革推進委員会3~

地方分権改革推進員会で三年議論して地方議会が充実することが地方自治を盛んにするためには極めて大切だといっそう思うようになりました。

首長がいくら頑張っても一人です。限界があります。地方議会の議員が首長にどんどんと建設的な議論を仕掛けることができるようになるのが理想です。

委員会で前鳥取県知事の片山善博さんが役所に質問を作ってもらっているようなことでは議会は茶番になると厳しく指摘しました。

片山さんが例に挙げたのは北海道議会です。議会事務局が間に入って手とり足取り議員の面倒を見て質問まで作るという話は他県でも耳にします。

都道府県や大きな市の議員となると多額の報酬を得ています。役所におんぶに抱っこで先生、先生とちやほやされていればこたえれません。

地方議会が質的に充実し一人ひとりの力量を高めてしっこ部に政策提言、条例提案までできるような議会をどう作っていくかが大きな課題です。

議員はもっと現場を回って現場の課題を吸い上げる調査能力を高める必要があります。とにかく現場です。現場により近いのが議員の強みです。

議会事務局が充実しないといけないと思います。首長の出先機関みたいな存在ではなく議員の政策立案をサポートする機関として機能しないといけません。

財政が厳しい中で様々な要望を調整しながらまちづくりをする時代です。議会から建設的な提案があれば議論が充実します。地方議会の役目は大きいです。