京都祇園のお茶屋さんでの出会い

京都でぜいたくな遊びと言えば一流のお茶屋さんで京料理をたしなみながら舞妓さんの芸を鑑賞することです。

めったに味合うことはできません。21日の晩にそんな極上のひと時を過ごすことができました。

亀井静香さんが丹波市にメガソーラー発電所が竣工したことのお祝いを兼ねて関係者を招待してくれたからです。

私にも声がかかり末席に座らせていただきました。豪華、優美、繊細…。日本文化の極致を観た思いです。

場所は京都祇園の超有名お茶屋の一力茶屋さんでした。新型コロナはブランド店をも苦しめてました。

名が通っていてもコロナは容赦しません。逆に大きなお座敷があるお店ほどやりくりが大変だとのことでした。

10人ほどに部屋を分けてお座敷は始まりました。お膳に運ばれてくる料理は美しく盛り付けられてました。

舞妓さんたちがお酌に登場するとほの暗いお座敷が一気に華やかになりました。みとれてしまいます。

白くお化粧した肌にピタリとマスクをしていました。苦しいでしょうと声をかけると笑みを返してくれました。

前に座った舞妓さんにご出身はと聞きました。神奈川ですとの返事でした。びっくりして神奈川のどこと聞き返しました。

真鶴ですというのです。私が開成町から来ましたと言うと舞妓さんの方が驚いてそうですかと盛り上がりました。

京都出身の舞妓さんはごくわずかで10人にひとりぐらいだということです。地方から来て修行するのです。

多都葉、たつはさんというお名前のこの舞妓さんはテレビで観た舞妓さんの姿が忘れられずにこの道に入りました。

最初は京言葉を覚えるのが一苦労で住み込みでお姉さんのカバン持ちをするなどつらい時期を過ごすのだそうです。

好きであることが継続のカギです。今はとても楽しいですとにこやかに答えていた姿が瑞々しかったです。

ご両親はどうしているのと聞くと小田原の荻窪でベトナム料理店を経営しているというのです。

荻窪のどこと聞くとマックスバリューの前だというのです。京都の超一流店で小田原の路地の話しができました。

「AULAC(オーラック)」という店だということがわかりました。昨日妻と一緒にランチに行きました。

切り盛りしている女性が多都葉さんのお母さんでなんと私のことを知っている方でした。

私が以前小田原に事務所を構えていた時に部屋の大家さんと親しくて良く訪れたというのです。

当時はまだ高校生だったと言ってました。20数年前の話しであっと言う間に時間がたったことを実感しました。

京都のブランドお茶屋さんから始まったつながりが思わぬ展開となりました。縁は不思議だとつくづく思いました。

 

 

 

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