卓球の混合ダブルスで水谷・伊藤ペアが絶対王者とされていた中国をフルセットで破り金メダルを獲得しました。

第1、2セットは一気に連続ポイントを奪われて絶対王者は別格なのかと思わせました。

しかし日本ペアには諦めない精神力の強さがありました。準々決勝のドイツ戦の絶体絶命からの大逆転がありました。

不屈のゲルマン魂が水谷・伊藤ペアに注入されました。大和魂は一層強じんになりました。

第2セットの最終盤あたりから粘りを見せ第3、4セットを接戦の末奪い取り徐々に優位に立てるようになりました。

その勢いで第5セットを取り逆王手をかけ第6セットは奪われたものの最終セットは怒涛の進撃でしした。

最初は中国に気持ちの上で位負けしているように感じたことがウソのような最終セットでした。

卓球はかつて日本のお家芸でした。日本の卓球技術は世界へと伝播し中国は国を挙げて取り組みました。

1988年のソウルオリンピックで卓球が種目に加えられてからは中国の独壇場となりました。

この卓球の成果の歴史を見ると日本の戦後の対中国外交と現在の日本と中国の立ち位置を象徴しているかのようです。

1972年の日中国交正常化以降日本は各種の経済協力を積極的に行い中国の改革開放を支えました。

ところが今は国内総生産は中国な日本の3倍に近づいています。物量の経済では日本は圧倒されています。

中国は卓球のように絶対王者とは行かないまでもアメリカに対峙する世界の覇権国になろうとの野心を隠してません。

日本は水谷・伊藤ペアに学び対中国の勝利の方程式を見い出さなければ食い物とされる恐れがあります。

いちばんの基本は中国をむやみに恐れないということです。精神的な負い目を持っていれば付け込まれます。

戦後は平和憲法に基づき戦争を避けたい中国への経済協力も惜しみなく行った事実に誇りを持つべきです。

戦前の過ちは過ちとして直視すればその後の国としての生き様に後ろ指を指されることはありません。

これから経済大国となり覇権国を目指す中国との間で厳しいせめぎあいの時代が続きます。

絶対に怯んではならないというのが大原則です。怯んだ様子を見せれば中国はここぞとばかりに居丈高になります。

その一方で日本の強みである高度の技術力に磨きをかけ優れた人材を養成することが重要な国策です。

オリンピックで金メダルを取るのに30年以上かかったのです。中国を相手にする時は長い目で見ないとなりません。

少なくともこれから30年は中国と緊張関係は続きます。戦略的に耐えて最終セットの怒涛の反撃につなげるべきです。