人生ノート16~首長連合2~

横浜の中田市長らと始めた首長連合は橋下大阪府知事が加わって俄然メジャーな動きとして取り扱われるようになりました。

私のところにも一時期取材が相次ぎました。慌てて開成町役場で記者会見したこともあります。その模様はテレビでそのまま流れました。

こんな風にメディアを通じて流れは作られていくことを実感しました。まだ何も決まっていません。地に足が着いているとはとても言えません。

でも橋下府知事の存在がそんな実態とは違って、とてつもない大きな動きを作っていってしまいます。今思うと空恐ろしい感じがします。

2009年6月11日首長連合は見解をまとめ橋下府知事と中田市長が大阪府庁で記者会見しました。衆議院選挙では民主党を支持すると発表しました。

この衝撃は大きかったです。注目度抜群の橋下知事が民主支持なのですから。8月の衆議院選挙で民主党圧勝の流れを作る一因となったのは確実です。

首長連合の見解の原案を書いたのは私です。たいとるは「国民の皆さまへ」。A4版で15ページ。自民党と民主党のマニフェストの評価を独自にしました。

外交や防衛など全般を評価したのではなく、あくまでも地方分権改革の徹底と霞ヶ関の解体を目指す立場から検証した結果を公表しました。

そして民主党のマニフェストの方がより根本改革を目指していると軍配をあげました。首長が政党支持をはっきりさせるのは異例中の異例でした。