人生ノート17~首長連合3~

2009年6月11日、橋下徹大阪府知事、中田宏横浜市長が大阪府庁で記者会見して発表した「首長連合の見解」。民主党のマニフェストに軍配をあげました。

しかし、最後のところで民主党に対する懸念示していました。「実現可能性の問題が常につきまといます。財源の不安も横たわっています。」

8月の衆議院選挙で民主党は大勝し鳩山政権が誕生しました。その後の民主党は首長連合が示した見解の懸念通りの道をたどって失速してしまいました。

民主党のマニフェストには問題はあるものの現状打破のエネルギーを感じ取り、自民党政治の悪しき側面の一掃を期待しました。夢に終わりました。

私にとってはもう一つアッと驚く事態に直面しました。2009年7月28日横浜の中田市長が突然に辞任を発表しました。

神奈川においては中田市長を前面に出して首長連合として戦う姿勢を示していました。大将が辞めてしまっては話になりません。頓挫です。

この辞任劇をめぐっては様々な噂が飛び交いました。中田市長として事情はあったにせよこれは放り出しと言われても仕方のない無責任なやり方でした。

首長連合は中田市長が辞めたことにより橋下大阪府知事の独壇場となりました。大阪を中心にする運動へと一気に変化しました。

橋下知事は、その後、「大阪維新の会」を立ち上げて大阪を中心に政治勢力を結集。大阪都構想を掲げ日本政界の風雲児になっていきました。