聖火最終ランナー、大坂なおみさんへふたこと

7月23日の東京オリンピックの開会式のハイライト、聖火の最終ランナーはテニスの大阪なおみさんでした。

そうきたかと思いました。時代が変わったということを印象付ける画期となる人選でした。

1964年の時は原爆の被災地広島出身の坂井義則さんでした。1945年8月6日原爆が投下された日の生まれでした。

日本が戦争の惨禍から復興を遂げていることを象徴しようとしたのだと言われています。

大坂さんを選んだのは多様性を認める世界の潮流に日本も賛同していく姿勢を示そうとしたのだと思います。

オリンピック開催国として何らかのメッセージを世界に発信することは当然のことですし方向性も妥当です。

女性であることが大前提だったと思います。オリパラ組織委員会にすねに傷があったからです。

東京オリパラの組織委員長だった森喜朗元総理は女性べっ視と受け止められる発言で辞任に追い込まれました。

こうした過去を払しょくする意味で世界的テニスプレーヤーの大坂さんに白羽の矢が立ったのでしょう。

加えて肌の色が黄色でない人が選ばれたのも画期的です。思い切ったと率直に思いました。

様々なルーツを持って日本国籍を取得している方は多数いますので肌の色で決めるのは時代錯誤です。

日本は国内外に肌の色の違いがあってもひとりひとりを尊重していくという姿勢を宣言したことになります。

大坂さんも最終ランナーを受諾したからに日本人であることに誇りを持っているからだと推測します。

そうした大坂さんに注文がふたつあります。まずこれを契機に日本語の勉強に励んで欲しいです。

日本語には日本文化が込められています。日本語を話すことにこだわりを持って欲しいと思います。

日本国内では日本語で応対できれば素晴らしいです。日本のフアンのすそ野はいっそう広がりを持つこと確実です。

大坂さんもよりいっそう日本を代表する世界的テニスプレーヤーという自覚を持てると思います。

もうひとつは日本人として忘れてはならない大切なお願いです。日本は天皇をいただく国であるとの自覚です。

オリンピックの開会式には今上天皇が臨席されてました。天皇と皇室への敬愛の念を深めるきっかけにして欲しいです。

天皇は日本というまとまり、日本文化の守り手として政治とは別個に存在してます。世界にふたつとない日本の知恵です。

憲法にも書き込まれています。この伝統は日本の国柄であり日本人として大切にしなければなりません。

聖火の最終ランナーであり世界で活躍する大坂さんだからこそ日本の根っこに位置する天皇と皇室の存在を意識して欲しいです。

記事

次の記事

菅総理の変調