人生ノート20~なぜ町長を辞めたか2~

松沢県知事の東京都知事選挙への出馬の動きが出たから町長を辞めて転身を図ろうとした訳ではありません。ここは大切なポイントです。

町長としては4期目に入り新しい小学校も開校してはた目には絶頂期に見えたかもしれません。しかし内心は、全く違いました。

小さな町のトップで町政が順調ということになれば居心地良いです。副町長が役場内をバッチリ支えてくれていますので楽なことこの上ありません。

このままじっとしていれば安泰だとも言えますが、心が穏やかではありません。町長としての使命は終わりバトンタッチの時期だと考えていました。

転身のきっかけはないかという思いがありました。地方分権改革推進委員会で知事の姿を見ていましたのでチャンスがあれば自分もやってみたいと思ってました。

そうこうしていたら松沢知事の行動で私に県知事選挙出馬のチャンスが巡ってきました。思いの方が先で現実はあとからやってきたのです。

松沢知事の東京都知事に転出の動きは私にとっては天命に思えました。これは動きに乗ったほうが良いと直感しました。

同時に選挙に出て負けたらどうしようという怖れも同時に首をもたげてきます。この狭間でしばしの間、心が揺れ動きました。