自民党総裁選挙、超大胆予測

9月は政治の季節です。舞台は、自民党総裁選挙。17日告示、29日開票と決定しました。

危機に瀕している日本のかじ取りを口舌の徒の野党に任せるわけにはいきません。自民党の再生を強く望みます。

そのためには総裁選挙で真正面から正々堂々と論戦を交わし国民のために本気で取り組む姿勢を見せなければなりません。

菅総理が最終的にどう判断するかが決定的です。もはや疫病神となっている状況の中で出馬するかです。

派閥政治の締め付けで国会議員票を取りまとめようとしても一年前のようには行きません。

派閥所属の国会議員も地元の厳しい声を嫌というほど聞いているからです。まとまりません。

仮に国会議員票を集められたとしても地方党員票で惨たんたる結果が口を開けて待っていると見ます。

菅総理は「時期が来ればそれは当然のことだろう」と出馬に強い意欲を見せているとされます。

私は時期とは圧倒とまでは行かないませも勝利が見通せる体制が整ったならばと言うことだと思います。

勝利がいつまでたっても見通せないならば出馬見送りがあると見てます。断念に追い込まれる公算があります。

直近の毎日新聞による内閣支持率は26%です。これから続々と低い支持率の数字が続くはずです。

自民党の国会議員や全国の党員に更なる菅離れの流れを強める要因となります。止められないと思います。

菅総理が出馬断念すれば総裁選挙はがぜん熱気を帯びます。二階幹事長が動き出すのは確実です。

二階幹事長としては誰かを擁立しない限り自らの権力が危うくなるからです。ズバリ石破元幹事長です。

次期総理候補のナンバーワンで地方で人気の高い石破さんを抱えて権力の維持を図ろうとするでしょう。

こうなると既に出馬を表明している岸田文雄前政調会長に安倍前総理は麻生副総理がつき対抗するはずです。

竹下派もこの流れに与するでしょうから国会議員票は岸田さんが圧倒的に有利になります。

地方票の石破対国会議員票の岸田の真っ向勝負となります。総裁選挙選らしくなります。

菅総理のままで自民党が総選挙に突っ込めばどんな事態になるかは都議選や横浜市長選挙を見れば明らかです。

公明党と合わせてかろうじて過半数などという結果に陥ってからでは回復は容易ではありません。

菅総理の首に誰が鈴をつけるか。蛮勇を振るえる長老あるいは無鉄砲な若手議員が見当たらないのが気がかりです。

しかし自民党はこれまでも危機に陥った時に思わぬところから動きが出て来る伝統があります。

期待して待ちます。出て来なければ自民党は奈落の底に沈みます。国を道ずれにしてです。