人生ノート26~県知事選挙後2~

神奈川県知事選挙の報告ドキュメント『県西が燃えた日』を出版することができました。選挙後3ヶ月の7月でした。編集者が猛然と頑張ってくれました。

編集者はその後体調の不調を訴えて入院しました。悪性のガンでした。昨年末に亡くなりました。まだ50代半ばでした。センスのある人物でした。

その編集者を私に紹介してくれた小田原を代表する印刷会社の前会長も体調を崩し、昨年末同じ時期に相次いでこの世を去りました。

今や報告ドキュメント『県西が燃えた日』のみが残っているだけです。優れた報告書を作成する原動力になってくれたお二人には感謝の気持ちで一杯です。

このドキュメントは神奈川県政史を後からたどる上で極めて貴重な報告書だと思います。市町村長の有志が最後の最後まで戦い抜いたことが記されているからです。

開成町を中心とする選挙の素人集団が神奈川県全体を舞台にドタバタ劇を繰り広げました。駆け巡った記録がほとんどそのまま掲載されています。

7月9日に箱根のホテルで報告会を行ったのを皮切りに7月31日南足柄市、9月29日小田原市、そして10月5日横浜市で出版記念報告会を行いました。

いずれも盛況でした。小さな町の町長を県知事に推し出そうという気持ちは熱かったです。でもその思いを活かすことができませんでした。