人生ノート28~県知事選挙後4~
2011年5月10日から16日まで宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区へ災害ボランティアへ出かけました。津波の惨状を目の当たりにしました。
災害ボランティアに出かけるのは、開成町長時代、2004年10月の新潟県中越地震のあと小千谷市にお手伝いに行って以来です。
この時、開成町に帰って来た翌日、一緒に行った部長が町長室で倒れ、今も後遺症が残ってます。無理をさせてしまったのではないかと痛恨の思いです。
今回は、小田原市民の有志が立ち上げた「フロムあしがら」という災害援助チームに入れさせてもらいました。車2台に分乗して名取市に向かいました。
受け入れてくれたのは「ロシナンテス」というNPOです。川原尚行さんという化け物みたいなお医者さんがリーダーでアフリカのスーダン支援を続けています。
津波の泥にまみれた家屋の片付けが主な仕事でした。床下のヘドロをスコップでかき出しました。臭い、臭い。何とも言えない匂いに参りました。
私は細身ですので作業の手配をしているリーダーに露木さんは女性のチームに入った方がいいんじゃないですかとからかわれました。
現場で獅子奮迅の活躍をしていたのが植木屋さんや土木作業員の若者です。東京からやってきている人が多かったです。
ユンボを自由自在に扱い得意満面でした。こういった若者がボランティア作業をするのを国として支援できたら復旧作業はもっとはかどるのにと思いました。
若者をボランティア派遣している企業を税制面で優遇したりやり方は色々あります。若者だってあれだけ頼りにされれば自信がつきます。