菅総理は立つ鳥跡を濁して去るのか?
9日の菅総理大臣の記者会見、またもや裏切られた気分になりました。全く伝わりません。
会見全体を流れるトーンは、自分は頑張った特にワクチンは稀に見る成果を上げたというものです。
確かに休日返上で懸命の努力をされたかもしれません。しかし感染者は拡大し自宅待機を余儀なくされた方は激増したのです。
入院できなくて自宅で亡くなられた方や自宅で出産をせざるを得ず赤ちゃんが死亡する痛ましい事故もありました。
コロナの犠牲者と真に向き合う気持ちがあるのであれば自分が頑張ったかどうかは二の次三の次です。
菅総理が多くの方を死亡に至らしめてしまった責任を思うと胸が張り裂けると述べたら受け止め方は一変します。
犠牲者ひとりひとりには様々な思いがあり家族や友人との語り尽くせぬ思い出があるはずです。
そうした犠牲者や関係者の悲しみに少しでも寄り添ったら菅総理のような自画自賛はあり得ません。
菅総理の言葉は伝わらないと多くの方が指摘しています。訥弁とは全く無関係の現象です。
菅総理の自画自賛、あるいは言い訳がましい強弁を聞いていると不愉快になって来ます。
この壁は菅総理の言葉を受け入れない防護壁のようなもので菅総理の言葉は跳ね返されます。
こうした現象を伝わらないと評しているのだと私は思ってます。受け止め側に壁を作らせてしまうのです。
菅総理の言葉には二枚舌が目につくのも気になります。決定的な矛盾をはらんでいるのです。
新型コロナ対応に全身全霊を傾けているとしていることと解散総選挙を目論んだこととは整合性はとれません。
新型コロナで苦しんでいる中で解散総選挙を打つことほど新型コロナ対策を混乱に陥れることはありません。
下村政調会長にはコロナ対策優先だとして総裁選出馬断念を迫り河野大臣の出馬は容認するのも矛盾です。
緊急事態宣言下で総理退陣まじかに訪米もおかしいです。実績づくりを狙っているのなら笑止千万です。
菅総理はアメリカのアフガン撤退を受けての邦人らの出国作戦に関しては成果ゼロです。
アメリカを過信したつけです。いわばだまされた相手の所にいまさら出かけて実績残せません。茶番です。
10日付の神奈川新聞の記事によれば総裁選出馬断念のあと官房長官時代のように裏工作に興味津々だとのことです。
候補者の方は迷惑千万でしょう。菅総理の支援は決してプラスにならないことは横浜市長選で証明されてます。
菅総理は疫病神となってしまっている現状を直視してうごめきたい誘惑を封印すべきです。
我慢してじっとしていることがいちばんです。立つ鳥跡を濁さない姿を見せて欲しいです。