人生ノート32~衆議院選挙3~

衆議院選挙の準備を進めていて一番きつかったのは何といっても看板を出せないことでした。自民党の牧島さんの看板は至る所にあります。

牧島さんの看板を後から追いかけるように民主党の神山さんの看板も目立ってきました。そしてみんなの党の井上さんの看板が急速に増え出しました。

車で通る度に嫌でも目に入ります。露木さんはやる気がないのと言われてしまいます。公職選挙法の関係で無所属は看板出せないんですと説明を続けました。

その代わり、至るところで辻説法するしかありません。駅頭、橋の上、道路の脇、スーパー。神奈川県17区は広いです。どこかで集中しないと目立ちません。

秦野市内の駅だけで小田急線4駅、小田原市内は在来線4路線。この他に足柄地域の新松田駅、地元開成駅。下郡の湯河原も真鶴も箱根もあります。

朝早くからチームで動く組織力はありません。一人でやるしかありません。一人で地域のバランスを考えながら行き先を決めました。

秦野と小田原を中心に平日は、駅で辻説法。たまには橋の上。夕方や土日にはスーパーといった具合に辻説法活動を続けました。

こんな日々に耐えられたのは、間違いなく辻説法に魔力があるからです。聞いていようがいまいが思いのたけを述べます。話しているうちに元気が出ます。

ひたすら訴えているうちにハイな気分になるのですね。自分の主張や信条を再確認もできます。選挙本番の街頭演説の予行練習にもなりました。