開成町のワクチン接種率はなぜ低いのか

先週土曜日25日発行の地域タウン紙に県内各地域のワクチン接種率の一覧表が掲載されていました。

近隣各市町の中で開成町が図抜けて低いことを知りました。1回目が59.29%、2回目が47.03%でした。

2回目で見ると近隣1市5町で8ポイントから21ポイント低いです。がく然としました。

開成町はワクチンが打ちにくいとちらほら耳にしていましたが具体の数字でそれが裏付けられました。

これでは開成町が累計感染者数が200人を超え近隣でいちばんである要因ではないかと疑ってしまいます。

タウン紙では町の担当者の話しとして「ワクチンの供給量が少ない」と理由を載せてました。

開成町だけワクチンの供給が少ないなんてことがあったら大問題です。ありえません。

開成町ではひところ連日府川裕一町長が防災行政無線で不要不急の外出防止を呼び掛けていました。

これもコロナ対策かもしれませんが町長がなすべき最優先課題は防災行政無線のマイクの前に立つことではありません。

宣言解除以降も重症化防止の切り札とされるワクチン接種を1日も早く円滑に接種することのはずです。

開成町だけが大きく出遅れているとしたら町長の責任が問われることになるのは当然です。

タウン紙の報道によれば府川町長は吉田敏郎町議会議長とともに県に対し要望を出しているとのことです。

町民の不安に応えるため行政任せにせず議会も一緒に行動したことは大いに評価されます。

それにしてもなぜこうした事態になったのかがわかりません。ワクチンの接種状況は事前にわかるはずです。

菅政権で再三にわたり問題となった後手が開成町でも横行しているのではないかとの疑念が出てきます。

開成町のワクチン接種の責任者は神奈川県職員から開成町役場職員に転職した幹部のはずです。

神奈川県との連絡調整は他市町よりルートを持っているはずですので今が働き時です。なぜ活きなかったのでしょう。

府川町長の新型コロナ問題全般に関する危機意識の欠如、指導力不足があると思えてなりません。

接種率の格差が大き過ぎます。町民の不安を解消するためにも近隣他市町に追いつくよう全力を挙げて欲しいです。

この冬の第6波に備えて3回目の接種も既に計画されてます。それと子供たちへの接種の計画もあります。

今回の不手際の原因究明を急ぎ町民にオープンにして再発防止に努めるのが責務です。

このようなだらしない行政を続けていてはみっともないです。府川町長を始め全職員意識を入れ替えて欲しいです。

開成町は長期的都市計画を堅持して時代を走ってきました。その伝統を汚してはなりません。