ウィズ帯状疱疹継続中
6月に帯状疱疹を発症してから110日ほどになります。まだ痛みはしぶとく続いています。
NHKの健康情報番組で「チョイス」という番組があり帯状疱疹を取り上げていました。
日本の場合成人のおよそ3人に1人が発症して2割ほどに後遺症が残ってしまうと専門医が語ってました。
1000人いたら333人が発症して67人後遺症です。後遺症とは3か月以上痛みが治まらない状態のことです。
専門医の方は神経が傷つけられることによる痛みについて重要なことを語ってました。
帯状疱疹は子供の時に罹った水疱瘡ウィルスが再び活発化することによって引き起こされます。
疲れなどで免疫が落ちている時に発症します。ウィルスは神経を痛めると同時に発疹を引き起こします。
通常の痛み止めは発疹による炎症を抑える効果はありますが神経の損傷からくる痛みには効かないということです。
皮膚科の医者から帯状疱疹と診断されてからウィルスの働きを抑える抗ウィルス薬と一般の痛み止めを処方されました。
医師には痛みが治まらないと伝えたところ強い痛み止めに薬を代えて処方されましたが効果はありませんでした。
通常の痛み止めが効かず後遺症が残ってしまったということは炎症の痛みではなかったということです。
番組で専門医の方は痛みは我慢する必要はないと言ってました。痛みを記憶してしまうからです。
実感としてよくわかります。痛いと思うと痛いですし気が紛れていると痛みは感じません。
痛みを覚えてしまうのです。早めに痛みを抑えてしまうことは治療として重要なことがわかります。
私が住むエリアでは痛みを専門に扱ってくれる外来は小田原市内の民間病院に一か所あるだけです。
自宅から40分もあれば行けますが病院が混みそうなので紹介状をもらったままにしてしまいました。
痛みが治まらないのでついに受診しました。痛みの専門医ですので薬の処方がすぐに変わりました。
こころなしが痛みが和らいだ感じがします。もう少し早くかかっていればと思いましたが後の祭りです。
最初に受診した時にデータに基づいた帯状疱疹の正確な情報について詳しく聞いておけば良かったです。
2割は後遺症が残るし痛みの種類によって処方が異なることを知っていれば患者として対応が違ったと思います。
通常なら1か月程度で良くなりますと言われると良い方に解釈してしまいます。正常性バイアスです。
病気に限らずものごとは悪い方へ転ぶケースもあることを前提に対応すべきだと帯状疱疹の痛さが教えてくれました。