立民党の枝野代表の居座りは許されない
今度の選挙報道は出口調査が外れました。NHKは自民単独過半数ぎりぎり、立民議席増の勢いと報じてました。
原因は明らかです。期日前投票者が増え出口調査だけでは正確な分析ができないからです。
公明党や共産党候補を筆頭に組織力がある候補は期日前投票を促していることでしょう。
これらの投票行動は網にかかりません。結果として予測を誤ることになったと思います。
典型が東京12区です。出口調査では維新候補がリードでしたが結果は公明候補が勝ちました。
自民党の甘利幹事長の神奈川13区、出口調査結果よりも実際の得票数は競ってます。5500票程度の差です。
恐らく甘利後援会票が期日前投票に回ったのだと推測してます。公明党票も期日前の方だと思います。
組織力が甘利幹事長を落選から救い辛うじて比例代表での復活当選をもたらしたのだと思います。
立民の枝野代表の埼玉5区の出口調査結果はもっと枝野さんが離すはずでした。6000票差で枝野さんでした。
枝野代表は後援会を持たずさしたる組織もありません。自民候補の組織票が期日前投票に回り差が詰まったのだと思います。
自民、立民両党の幹事長が辞任すると報じられてます。甘利幹事長は小選挙区で敗れたことの責任です。
選挙結果自体は議席は減らしたものの自民単独で絶対安定多数ですのでぎりぎり合格点です。
しかし全国を駆け回る幹事長が小選挙区で議席を落とすようではお話になりません。
甘利さんが小選挙区当選していればもうひとり比例代表で救えました。辞任止む無し。自民党の厳しさです。
衆議院議員にとって小選挙区で勝つと負けるでは天国と地獄の差があることがこの一事でよくわかります。
立民党は代表の進退は不明で参院議員の福山幹事長が辞任です。この身の処し方は疑問が残ります。
今度の選挙戦、立民は勝つ番だと多くの方は見ていました。それが議席を減らしたのですから責任重大です。
幹事長が辞めれば済む問題ではありません。枝野代表自ら責任を取って代表職を降りるべきです。
このタイミングを逸すると来年の参議院選挙までずるずると行って再び敗北の憂き目にあいます。
枝野代表のようにがなり立てるだけのリーダーは時代に適合していないことを自覚すべきです。
枝野代表自身が敗北の弁で述べているように立民党は足腰が弱すぎるのです。その象徴はご自身です。
落下傘候補として政治家のスタートを切り弁舌一本で戦ってきたその政治手法では足腰は強くなりません。
地域密着の地上戦でも自民党と戦えるリーダーを擁立して立民党は出直さない限り展望は開けないでしょう。