細野豪志さんの未来予想図

細野豪志さんの自民党入党が決まりました。二階派の特別会員という不可思議な立場から脱しました。

衆院選静岡5区、無所属で自民と立民の公認候補者をけ散らしての圧勝劇はお見事でした。

選挙に強い政治家の面目躍如です。この強さは自民党も認めざるを得ませんでした。

熱海の伊豆山地区で7月に発生した土砂崩れについて盛り土規制を訴える細野さんの動画を見ました。

知人から教えてもらった動画です。この方は自民党支持者ではありませんでした。敵ながらあっぱれと述べてました。

絶叫はしてません。苦境を跳ね返して見せるとの不屈さが表情にありありと見えてます。

自信にあふれたオーラがビンビン伝わってきて男女を問わず有権者を魅了するのも当然だと思いました。

それにしても静岡の自民党はだらしないです。衆院選の一週間前の参院補選で敗れたのに続いての敗北です。

6月には県知事選挙でも敗れました。川勝知事は、今や静岡県政界で一歩抜きんでた存在となってます。

学者出身でさして政治的経験のなかった川勝知事を今日の地位に至らしめたのは静岡自民党の弱さに一因があります。

自民党への入党を果たした細野さんですがこれからは順風満帆とはいかないでしょう。

頼みの綱の二階幹事長は幹事長の座から外されました。細野さんを抜てきしたくても直接の人事権はありません。

自民党内もよそ者の細野さんを優遇はしないです。光が当たるポジションには就けません。

当選8回にして陣笠議員からスタートは細野さんのプライドが許さないのではないでしょうか。

民主党の菅直人政権では特命担当大臣として3・11の原発事故後の危機管理対応に当たった稀に見る経験があります。

静岡県知事を狙ったらどうかと思います。一兵卒として汗をかくだけに時間を費やすのはもったいないです。

民主党政権時代の実務経験と幾多の政治的危機に見舞われても乗り切ったタフさを武器に勝負をかけたらと思います。

川勝知事も2025年の選挙では5選目となります。長期政権への不満も出るころです。

自公両党をバックに真っ向勝負を挑めば川勝知事でも強力なライバルの出現で安泰ではありません。

思う存分政治力を発揮する場として静岡県知事を選択したほうがだいご味があります。4年後狙うべきです。

熱海の土石流の処理もあります。富士山防災は待ったなしです。らつ腕を振るう場として相応しいです。

リニア新幹線問題も決着を図らなければなりません。現状では妥協点は見い出せません。

開発と環境保全のバランスをとるための具体案を示すことに今すぐ取り組むべきです。