開成町の非常勤職員丸投げ行政に喝!
お任せ民主主義という言葉があります。主権者たる国民が責任を果たさずに政府や行政に丸投げしてしまうことです。
小さな町のまちづくりは行政と住民の距離が近いので行政にお任せということは成立しにくいです。
行政と住民の自治機関である自治会やその他の住民グループと意思疎通を図り共存共栄を目指さないと機能しません。
私の住む開成町では奇妙な形でお任せ民主主義的行政がはびこり出していると危惧してます。
行政が非常勤職員に丸投げして行政を遂行する行政版のお任せ民主主義が進行中なのです。
7日の午前中私の住む自治会で防災の勉強会がありました。久しぶりの自治会行事でした。
4月に就任した新自治会長や防災部長は防災活動に大変熱心な方で活躍を大いに期待していました。
しかし新型コロナのため町行事や自治会行事が次々と中止となってしまい腕の振い所がありませんでした。
コロナが収まり満を持して防災講演会となりました。30数人の出席者でした。テーマはハザードマップの活用でした。
講師は、町の防災安全専門員の方でした。元自衛官で防災派遣の経験もある防災に精通した方です。
パソコンで映写資料を作成しハザードマップの読み解き方や注意点をわかりやすく解説しました。
町を流れる2級河川の酒匂川が決壊した場合の洪水の浸水予測図について特に詳しく説明しました。
富士山のハザードマップが改訂されごくまれなケースですが溶岩流が開成町まで流れ込むとの予測が発表されました。
マスコミで大々的に取り上げられて町民の関心もあるのでこの想定についても説明しました。
私が不思議に思ったのは町職員がひとりもいないことでした。全て防災専門員に任せきりです。
防災専門員の方が町の防災の幹部であって防災行政を仕切っている方ならばいざ知らず非常勤です。
河床が浅くなっている、ダムの安全性、災害時のネットの活用など貴重な意見が出されました。
町の幹部が一人ぐらいは出席していれば即有意義な意見交換の場となったはずです。
昨今の集中豪雨の頻発を考えれば町長自ら参加して意見を交わしても何ら不思議ではありません。
開成町では町の緊急課題である防災について非常勤職員に丸投げの行政がまかり通っているのです。
職員の方はのうのうと休みを取って非常勤職員は一生懸命働くというのは何かが狂っています。
新型コロナ対策でも町長がやったことと言えば防災無線で不要不急の外出を控えよう呼び掛けるばかりでした。
開成町行政はたるんでます。ふんどし締め直してやり直さないと取り返しのつかないところまできてます。