玉木国民民主党の活きる道

国民民主党の玉木代表が衆院選後ただちに日本維新の会へ接近をしていることに対し軽挙妄動と書きました。

私は国民民主党に対してはさして期待してませんが玉木雄一郎代表には一貫して期待感を持ってました。

過去形にしたのは理由があります。衆院選挙前の一連の国会対応が揺れるので期待が覚めた面があるからです。

立民に距離を置くのかそれとも連合戦線を組むのか肚が決まらずふらふらしているように見えました。

私は、国民民主として覚悟を決め明確に距離を置き独自路線を貫くのが本来の姿と考えていました。

しかし玉木代表の選択は選挙前はあいまい戦術を取りながら選挙後立民が後退したら突如維新に飛び乗ったのです。

選挙前から明確さがあったならば議席はもう少し伸びたと思います。維新に回る票の一部を取り込めたと思います。

選挙前あいまいな態度をとった以上は立民に仁義を立ててじっくりと静観する姿勢を少なくとも示して欲しかったです。

政治家としての姿勢の問題です。状況の変化でふらついているようでは大成は望めません。

組む相手が維新と言うことは路線上距離がある相手とのコラボです。一時の勢いに便乗に思えます。

そんなことに精力を注ぐより党としての原点を大切にして欲しいものです。国民民主の原点は政策提言です。

他党の度肝を抜くような政策を掲げることで与党や他野党を動かすことに全精力を注ぐべきです。

すでにブログで紹介した抜本的な景気対策提案はその柱となるべきものだと思います。

玉木代表はコロナ対策として積極財政を一貫して主張しています。それを更に大きな視野で洗練化させて欲しいです。

消費税の期間限定5%値下げ、30兆円の子ども国債の発行という目玉の提案のスケールを拡大して欲しいです。

消費税5%10年、100兆円のゼロ金利国債の発行でグリーン、デジタル、子供子育て、国土強じん化に集中などです。

人権外交で格好のテーマがあります。人権違反のある外国人への規制を行う日本版マグニツキー法に挑戦して欲しいです。

立民党の代表選挙で泉健太さんが意欲を示してました。国民民主だって負けてはいられないでしょう。

政府は中国に気兼ねし思い切った発言をしにくいです。自民党内も一本化には時間がかかります。公明党は親中的です。

小回りの利く国民民主党が一歩先んじるチャンスです。すぐにでも取り掛かって欲しいです。

政策提言の党というイメージの定着こそが国民民主党の信頼を増し支持基盤を厚くすると思います。

維新のお尻を追いかけても相手が利するだけです。独自の道を歩むことこそが活きる道だと思います。