不要不急とされた音楽に親しんだ1年半5

日本のポップスが世界で注目されています。シティーミュージックと呼ばれているとのことです。

1970年代以降のニューミュージック、Jポップの名曲の数々に世界の若者たちがしびれているのです。

私の知っているところでは竹内まりあさんが代表格です。NHKBSプレミアムの特番で紹介してました。

30年前、40年前の日本の楽曲が今世界の若者に受けていることを知り不思議な感覚に囚われます。

丁寧に作られた美しいメロディーが魅力となっているといわれます。アニメに通じる世界です。

ソングスオブトーキョーという日本発で世界で評価されているポップ音楽を紹介する番組があります。

クレイジーケンバンドのリーダでボーカルの横山剣さんが出演してました。横山さんの決めポーズが人気だということです。

”いいね!”のポーズです。1960年代からずっとやり続けていて最近になってブームになったと語ってました。

代表曲の「タイガーアンドドラゴン」。「俺の話を聞け、5分だけでいい」で始まる有名な曲です。

番組で海外のファンが歌ってました。もちろん日本語です。決めポーズも含めてなかなかでした。

横山さんと一緒に番組に出ていたのが「ちゃんみな」さんです。私は番組で存在を初めて知りました。

奇抜なファッションと印象的なお化粧、キレキレのダンス。思わず見入ってしまいました。

彼女は22歳。父親が日本人、母親が韓国人のハーフです。幼いころからバレエやピアノ、クラシックの世界を学びました。

小学生の時に韓国のラップミュージックを知りはまりました。その才能を開花させて17歳でデビューしました。

ここから苦難です。ネット上で誹謗中傷の嵐に合いひたすら耐える日々を送りました。

その逆境の中で感じた感情を言葉に変えてラップミュージックへと昇華させました。

代表曲の「ネバーグローアップ」は1億回を超えるストリーミング再生回数とのことです。イメージが湧きませんが…。

ネットでのバッシングを逆手にとって出したのが「美人」です。見てくれで評価する世間に反逆しました。

刺激的な歌詞が気になりました。”ちゃんみな最近まじかわいい”、ちゃんみなさんの反撃ののろしに聞こえました。

ハーフのちゃんみなさんの活躍は日本人に住むハーフや外国人の若い女性たちに勇気を与えています。

番組で紹介されていた女性は「ちゃんみなさんの音楽の前では泣くことができる」と話してました。

ちゃんみなさんのこれからの活躍に大注目です。コロナ禍は新たな日本音楽の可能性に気付かせてくれました。