人生ノート40~衆議院選挙後4~

みどりの風の代表の谷岡郁子さんと初めて会ったのは今年の3月29日、阿部知子さんと一緒に谷岡さんの国会事務所でした。一時間ほどでした。

間違いなく相当のやり手です。強い言葉が次々発せられ、しかも論理的。口を差しはさむ隙間を見つけれるのが容易ではありませんでした。

話し合いが終わってみれば阿部さんと私はうなづいているばかりでほとんど意見を述べることができなかったように思います。圧倒された感じでした。

みどりの風は国会議員が5人できちんとした政党なのだから政党が環境派の受け皿となるのが筋で、そうでなければ参議院選挙は戦えませんと言い切ってました。

市町村合併の時に対立が生じるのは吸収合併がそれとも対等合併かという問題です。名前がそのままで小さな町が中心市に組み込まれるケースの場合です。

小さい方も意地があります。小さくても財政がある程度しっかりしていると飲み込まれるのに対し反対意見が強まって合併は頓挫するケースが多々あります。

政党の場合も市町村合併と同じようなところがあって吸収となりますと反発が出ます。政党の名称が鍵です。みどり連合みたいな形ならば妥協しやすいです。

谷岡さんたちにすればみどりの風で参議院選挙に向けて走ってしまっているのに今更名前など変えることはできないということだったのでしょう。

しかし、参議院選挙前に環境重視の政党を日本で初めて立ち上げる機会を逸してしまった大きな要因だと思います。連休前に新勢力の結集と行きたかったです。

3月末の段階でみどりの風が自らを捨てて環境派の結集重視路線をとってくれれば、未来の党や緑の党への配慮をもっと示してくれれば結果は違ったと思います。

女性軍団と亀井静香さんのみどりの風に、山本太郎さんをはじめ若い方たちを擁立しようとしていた緑の党、それと阿部知子さんがいる未来の党がもし一緒になれば…。

今更言っても仕方ありません。おばさんと、若者、それにプロフェッショナルな政治家。この三位一体で参議院選挙やりたかったという思い、正直あります。