続・自民総裁選から見た立民代表選
昨日、日本記者クラブ主催で立憲民主党の代表選挙の候補者による討論会が行われました。
予定では午後1時過ぎから3時前まで2時間近くの討論会です。気力が続かずライブで最後まで視れませんでした。
4候補者、皆さんそれぞれ的確に受け答えしているのですが迫力に乏しいのでワクワク感ドキドキ感がありません。
自民党の総裁選の時は河野さんが何を言い出すかとか高市さんはどうかとか興味が湧きました。
野党ですので致し方ないのですが知名度的にも物足りないですので国民の関心は集まらないと思います。
皆さん口では政権の受け皿と言います。政権の受け皿となるということは政権交代で総理になるということです。
4人のうち誰一人としてこの方ならバイデン大統領や習近平主席とやり合えると思わせる候補者はいません。
もし日米あるいは日中首脳会談に臨んだとしたら相手方にどう思われるか心配になります。
けなげな青年あるいは女性ということで子ども扱いにされてしまうのではと思ってしまいます。
逢坂誠二さんに野中広務さんぐらいの凄味があったら、小川淳也さんに後藤田正晴さんぐらいの切れ味があったら。
泉健太さんに二階俊博さんぐらいの政治術があったら、西村智奈美さんに田中真紀子さんぐらいのはったりができたら。
全てないものねだりです。でももっと気迫を前面に出して迫力をもった言動を期待します。
枝野前代表のように絶叫しろと言っているのではありません。何が何でもという気概が見えないのです。
逆に野党だからこそ大ぶろしきを広げられる側面があります。与党に比べれば責任は小さいです。
ひとつだけ注目発言がありました。人権問題に関連しての候補者間のやり取りでした。
日本版マグニツキー法を制定したらどうかと泉健太さんが提案し西村智奈美さんがやりましょうと受けました。
人権侵害をしていると見なしたら資産の凍結や入国の禁止ができるとのアメリカの法制度を応用しようとの提案です。
人権擁護が普遍的な目標だと捉えるのであれば日本でも何らかの措置を検討するのは当然です。
中国やロシア、北朝鮮などを念頭に立憲民主党こそ先陣を切るべきです。自民党より動きやすいです。
どなたが代表になろうともぜひ挑戦して欲しいと思いました。立民の変化を示す行動だと思います。
それ以外は平凡なやり取りに終始していました。もっと激しい討論をして欲しかったです。
つまるところ立民党が自民党に唯一勝てるとしたら女性党首しかないという結論になってしまいます。
自民党では実現できなかった女性党首を立民党は選んだというのは大きなアピールとなるからです。