人生ノート42~衆議院選挙後6~

本当の本気で環境派の統一に向けて動く政治家はいませんでした。建前はやろうということでも内心は無理だろうと腰が引けていました。

市民団体がいくら動いても実際に参議院選挙を戦う政治家の側が一本で行こうと決意しなければ空回りに終わってしまいます。

衆議院議員の阿部知子さんと共に行動してきました。何とか環境派を統一できないかと一生懸命動き回っていたのは間違いありません。

しかし、何としてでも実現するという不退転の決意だったかというといささか疑問が残ります。困難という判断の方が先に立っていたと思います。

阿部さんに限らずこれまで環境派で動いてきた人達は人脈が入り組んでいます。知り過ぎているだけに細かいところに目が行きがちです。

緑の党と統一に向けての話し合いもありました。大同団結ですので小異を捨てなければなりません。知り過ぎていてこれができません。

環境派の統合のシンボルにと歌手の加藤登紀子さんにもアプローチしていました。加藤さんは歌手が本業、最初から幻のプランでした。

嘉田由紀子さんも水面下では統合への動きに関わっていました。しかし滋賀県知事の制約があって期待していたような動きはできませんでした。

5月の連休が終わっても環境派統一の具体的成果は見えませんでした。時間切れです。未来の党は、参議院選挙を戦うのかパスするのかギリギリの局面になりました。