自民総裁選から見た立民代表選・ガラスの天井

立民党の起死回生策だとブログで書き続けてきた女性党首の実現はなりませんでした。

西村智奈美さんを自民党の野田聖子さんに見立てきました。野田さんは自民党総裁選挙で4位でした。

自民党では実現できなかった女性党首を立民が実現するインパクトを考え西村代表実現への期待感を語りました。

結果は4位でしたが獲得ポイントは102で3ケタで恥ずかしくない数字です。幹事長抜てきへとつながったと思います。

2016年11月のアメリカ大統領選挙で敗れたヒラリー・クリントンさんがガラスの天井について言及しました。

女性が地位を得ようとする時に目に見えない障害にぶつかります。それをガラスの天上と称します。

アメリカ大統領職を取り巻く強固なガラスはヒラリー・クリントンさんの実力をもってしても破れませんでした。

立民党代表はアメリカの大統領に比べれば小さな権力の座かもしれませんが本人にとっては大いなる挑戦です。

西村さんの場合は目に見えない障害というよりは目に見える形での障害に阻まれた格好です。

地元新潟でジェンダー平等を旗印に掲げて女性国会議員たちが一本化できませんでした。

有名なところでは新潟選挙区の参議院議員の森裕子さんは支持候補を明らかにしませんでした。

所属する小沢一郎さんのグループが泉健太さん支持を決定しているしばりがあったからだと思います。

口八丁手八丁の森さんのよう議員がしがらみを乗り越え女性党首実現の旗を振ったら影響はありました。

森さんを擁立する声も出ていたので本人も嫉妬とやっかみが心底に横たわっていたかもしれません。

女性が政治の場で光が当たるポストに就くためには女性同士もっと連携する必要があると思いました。

出馬した西村さんは森さんのように派手な立ち振る舞いはできません。実直で真面目な雰囲気です。

カリスマ性に欠けると支持しなかった方もいるはずです。こうした姿勢がガラスの天井を作ります。

ジェンダー平等を政治の場で実現するという理想を持っているならばその旗の下に結集する姿を見たかったです。

しがらみを超えるのは容易でないことは理解しますが突破しないと女性活躍社会の実現は難しいです。

西村さんの選対委員長を務めた立民神奈川県連会長の阿部知子さんは純粋に応援する高い志の方々が集まったと言ってます。

素晴らしい塊ができたのは戦った成果です。この塊を堅持して今後の政治活動のパワーにして欲しいです。

阿部さんは来年夏の参議院選挙の神奈川選挙区で2人擁立しそのうちのひとりは女性にしたいとしてます。

西村さんの選挙の経験を活かし神奈川において女性の国会議員誕生を強力に進めて欲しいです。