最も身近なSDGs産業、ごみ収集に光を!

SDGsという言葉は定着したと思います。胸にバッジをつけている民間企業の方目立ちます。

地球温暖化防止に取り組んでいる会社に所属している証明書みたいで誇らしげです。

私は元政界の暴れん坊亀井静香さんが会長を務める航空保安会社の参与につかせてもらってます。

亀井さんは脱原発が信条ですが、そのための方策を実践することが本当の意味の脱原発だとして新規事業に乗り出してます。

兵庫県篠山市でゴルフ場を買い取り太陽光発電所を開設し奈良県ではバイオマス発電所を準備中です。

脱原発を叫ぶだけでなく代替エネルギーを確保する取り組みが脱原発運動の本質という考えです。

亀井さんの胸には会社の紀章はついてますがSDGsマークはついてません。でも立派なSDGs実践者です。

SDGsという言葉を全く意識していなくても重要な役割を実践している典型例として紹介しました。

先日NHKBS1スペシャルでごみ収集に奮闘する作業員を追いかける番組を放送してました。

横浜市でごみ収集をする男性作業員でした。一日200軒近くを回り飲食店などからごみを集めています。

若かりし頃は相当のワルだったと明かしてました。一念発起して就職したのがごみ収集企業でした。

ごみ収集という仕事を誇りを持ちたいという信念に燃えて日々仕事に取り組んでました。

ごみ収集車を停車させると「臭い!」と罵声を浴びせられたり車をけられたりすることもあります。

きついし汚れるし何といっての匂いとの戦いがあります。ゴミ出しのルールを守らない飲食店もあります。

この方はごみ袋の中身を取り出して違法なゴミ出しをした業者を探し出し直接注意喚起してました。

コロナのクラスターが発生した得意先の病院にもごみ収集に回らなければなりません。

感染防止用のビニール製のシャツを重ね着して対応に当たっている姿が映し出されてました。

ごみはいついかなる時でも出し続けられます。日々きれいにしないと瞬く間に街は汚れます。

生ごみは厄介です。カラスの標的になります。特に夏は、腐り匂いが漂います。水で洗い流す手間が必要です。

悪戦苦闘している姿は頼もしく格好良く見えました。まちづくりの縁の下の力持ちそのものです。

こうした仕事を続けている事業者や作業員にもっと光を当てることが不可欠だと思います。

ごみ収集事業者こそSDGsマークが相応しいと思いました。この作業が無ければ街は持続できません。

もっとも身近でなくてはならない仕事です。街を美しく保つための根幹の仕事です。

もっと格好良いユニフォームでもっと目立つ最新鋭の収集車で街を闊歩できるような支援が必要です。