真鶴町長選挙、松本一彦さんに闘魂注入

真鶴町長選挙、選挙戦は今日一日です。混沌とした状況から誰もが抜け出したとは言えないと思います。

真鶴町の有権者名簿の持ち出しをめぐって真鶴町は揺れに揺れ混沌の極みにありました。

告発者は、何のためにこの問題を明るみに出したのか、名簿の持ち出しを指示した張本人は誰なのかいまだやぶの中です。

真鶴町の政治風土を一新するため闇を明るみにさらし、そこから改革を進めようとしたならばそれなりの正当性があります。

最初に問題提起をしたとされる森敦彦元町議は自ら名簿の提供を受けてます。町議選に落選し町長選挙に出馬です。

名簿の提供を受けていながら真鶴町を正常化するとの主張はストンと肚には落ちません。

名簿の提供が行われ始めたのは2016年からだと名簿提供者の松本一彦前町長が告白しました。

町長だったのは町長選挙に立候補している宇賀一章元町長です。宇賀町政時代の出来事です。

宇賀さんに直接の責任はないにしてもトップとしての監督責任から逃れる訳には行きません。

直接の名簿提供者の松本さんは当事者そのものです。自ら責任を痛感し町長職を辞したのちに町長選挙に出馬です。

一連の問題とまったく無関係なのは埼玉県から移住してきた大塚伸二さんだけとなります。

しかし大塚さんには真鶴町の事情に精通しておらず知名度に乏しいという弱点があります。

松本さんを始め3人は、濃淡はあるものの有権者名簿の持ち出しと何らかの関係があります。

ひとりは無関係ですが真鶴町との関係の方が乏しい。奇妙な形の町長選挙となりました。

有権者は迷っていると想像します。白けている可能性もあります。投票率は下がると見ます。

昨年9月の町長選挙で松本さんが圧勝した時は投票率が5ポイント近く上がり松本さんに雪崩を打ちました。

その松本さんが不祥事の張本人となり確実に票は減らします。期待感をどこまでつなぎとめられるかです。

激しく戦った宇賀さんに松本さんから離れた票が一気に流れることは考えにくいです。

松本さんから離れた票が大塚さんに行けば大塚さんにも勝機がありますが真鶴町とのつながりの薄さは致命的です。

結果的に松本さんと宇賀さんが競り合う展開だと思います。予断を許さない戦いで予測不可能です。

アントニオ猪木さん現在闘病中です。病床にあってなお”元気ですか!”と声を振り絞ってます。

私は孤立無援ともいえる逆風状況の中で捨て身の戦いをしている松本さんに一貫して期待してます。

闘魂注入に真鶴に行きます。さすがにびんたはできませんが”がんばれ、勇気を出せ!”とエールを送ってきます。

 

記事

前の記事

”大乱世の菅”になれるか