人生ノート46~禹王(うおう)のふるさと4~

今回の中国訪問では中国の歴史愛好者の方々と交流ができました。4000年の歴史の国です。中国にも歴史好きが大勢いられることがわかりました。

河南省登封市は、禹王(うおう)が生まれたところと言われています。民間の禹王研究者のグループができていました。ネットで私たちの研究も調べていました。

5月24日、夕食をとりながら意見を交わし、翌日半日かけて遺跡を案内してもらいました。私たちに理解してもらおうという情熱がひしひしと伝わってきました。

最後に私たち西湘日中友好協会、足柄の歴史再発見クラブの面々と登封市の郷土史研究者の方々との間で約束書を取り交わしました。

禹王の研究を積み重ねて日中両国の友好に貢献しようという内容の文章を作り全員が署名しました。心が通い合ったと思いました。

中国の一般の市民と交流するのは容易ではありません。当局の了解がなければなりません。旅行会社の方が走り回った結果、民間交流ができました。

二十一世紀国際旅行社の間地政広さんという方で鎌倉の日中友好協会の事務局も務めていられます。日中友好一筋。年間三分の一は中国に滞在してます。

日中間が険悪な時期の訪問でしたので事前の折衝が大変でした。直前に訪中は無理かという時もありました。あらゆるルートを使って実現にこぎつけました。

日中友好を支えるのは人脈です。これまでの蓄積がものをいいます。間地さんのように日中友好を支えてきた生き字引のような方が不可欠です。

間地さんから現役で走り回れる時間は残り少ないので禹王をテーマにした文化交流を急ごうと尻を叩かれてます。中国で禹王サミット、実現しなくてはなりません。