人生ノート47~禹王(うおう)のふるさと5~
5月20日から26日まで一週間の治水神禹王のふるさとを訪ねる旅。買い物する暇も全くないほど慌ただしかったです。でも最高に充実し楽しかったです。
我がふるさとに治水神禹王を祀った神社があることを教えてもらってから一日も早く禹王のふるさとを訪ねたいと思っていました。実現しました。
中日友好協会の幹部の方々。日本史の湯重南さんや考古学の劉慶柱さんといった中国を代表する研究者の方々。日本からの5人の民間訪中団に丁寧に応対してくれました。
法政大学教授の王敏さんが私たちの中国訪問のために北京に飛び調整してくれました。王敏さんは日中国交正常化後の交換留学生第一号の女性研究者です。
河南省政府、殷墟のある安陽市、禹王が生まれたとされる登封市、禹王の名前がついている禹州市、関係者の方々が大変に応援してくれました。
中国を代表する歴史と文化の都、洛陽の風情も味合うことができました。郊外にある世界遺産の龍門石窟もこの目で見ることができました。
そして何よりも中国で禹王を研究している郷土史家の方々と心のこもった触れ合いができました。中国での禹王サミット開催という目標も出来ました。
尖閣問題によって日中関係がとても厳しい状態の中での中国訪問でした。面談した皆さんも口々に残念な状況だと心配されていました。
しかし、治水神禹王という日中共通の歴史と文化の遺産があります。歴史と文化で交流を深めましょうという私たちの熱い思いは皆受け止めてくれました。
国同士が対立していても民間交流は可能です。国が動きにくいのなら地方自治体がカバーすれば良いのです。民間と地方自治体が力を合わせれば関係改善は可能です。