続々・真鶴町の奇跡

真鶴町長選挙、投票率は10ポイント近く下がり62.2%でした。有権者は白けてました。

昨年の町長選挙で松本一彦さんに大勝をもたらした票の一部は投票に行かない選択をしました。

松本町長は移住者の大塚伸二さんが800票を超える得票を得たことだけでなく投票率低下を直視する必要があります。

まともな町政をしていれば逃げるはずのない得票が逃げたという事実を謙虚に受け止めて欲しいです。

2019年4月の開成町長選挙は34票差のきわどい選挙で現職の府川裕一町長が3選を果たしました。

直後のインタビューで府川町長は、勝ちは勝ちと言い放ちました。投票者の半数が反対している事実を軽視しました。

松本町長はこのような愚かな反応をする政治家ではありませんが大接戦だった重みを片時も忘れてはならないと思います。

松本さんはマイナスからの出発と心得ていますので心配はないと思いますが自らを厳しく律して欲しいです。

松本町長は町民の信頼を損なってしまったことへの謝罪の意味を込め1年間無給を公約しました。

しかし、条例を通さなくては実現できません。議会は反対派だらけの厳しい状況です。

条例が通るかどうか見通せません。1年間は耐えがたきを耐え忍び難きを忍ぶしかありません。

この時期の忍耐が松本町政の今後を決めると思います。我慢の時期です。臥薪嘗胆です。

議会との関係を少しでも健全なものとするためには議会とのパイプ役となる副町長の選任も重大課題です。

議会に信頼を得れる人材を見極めてできる限り早期に決める必要があるように思います。

有権者名簿の持ち出し問題は収束していません。急いてはことを仕損じます。慎重で丁寧な対応が求められます。

松本町長ひとりでは対処できません。信頼できる片腕が不可欠です。有能な副町長の選任に努めて欲しいです。

松本町長として町民との対話の機会を持ち信頼回復の行動を起こすことも考えたらどうかと思います。

信なくば立たずで、町民からの信頼が無いのに新規政策を打ち上げても宙に浮きます。

跳ぶ前にはかがむことが必要です。信頼回復後の目玉政策を準備するためにも対話集会が不可欠ではないでしょうか。

松本町長は人生最大の危機を越えて町長の復帰しました。精神的にたくましくなったことは間違いないと思います。

町長職を辞して再選しました。逃げることなく行動し、最低限のみそぎは果たしました。

誰が本当の盟友であるか支援者であるかもはっきりしたと思います。貴重な体験です。

試練の1年を乗り越える環境は整いました。一日一日を大切にしていけば混乱は収まり展望は開けると確信します。

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