強権中国共産党との向き合い方

19日放送のNHKスペシャルで中国共産党の言論統制の徹底ぶりを新疆ウィグル自治区を題材に取り上げてました。

国外にいても中国共産党の方針に歯向かうものはじわじわと言論が封殺されていきます。

国内に家族や親せきがいる人は、いわば中国共産党に人質をとられているようなものです。

人質がどうなっても良いのかと脅されれればビビらない人はいません。権力に首を垂れてしまいます。

こんな理不尽を許してはならないと心の中で思っていても家族の安全には変えられません。

家族が中国共産党のプロパガンダに利用され当局の言いなりになっていることがわかっていてもいかんともしがたいです。

中国共産党のやり口のすごさと嫌らしさには舌を巻くと同時にへどが出るような感情がこみ上げます。

国家ごと丸め込む手口も使ってます。トルコの事例が放送されてました。中国の経済力に負けてしまうのです。

トルコのエルドアン大統領は新疆ウィグル自治区の人権弾圧に厳しい態度をとってきましたが変化が出てます。

中国の巨大経済圏構想の一帯一路の拠点のひとつに位置づけられているため中国による巨額の投資が期待できるからです。

トルコに亡命したウィグル族の人権活動家の運動に対して監視の目を強化している実態が報道されてました。

経済力にものを言わせて国ごと食い物にする中国の姿を見て背筋が寒くなる思いを持った視聴者は多いと思います。

香港は事実上飲み込まれました。中国は、次なる獲物として台湾に照準を合わせあの手この手で圧力をかけています。

日本は中台関係において自由と民主主義を守るというお題目ではなく具体にどのような行動をとるのかが問われてます。

中国は台湾は中国の不可分の領土であって内政に干渉することは許されないの一点張りです。

相手は白を黒と言いくるめることなど朝飯前の中国共産党です。この厄介な相手に立ち向かうのは容易ではありません。

私は自由と民主主義、人権を守る国、日本としての基本原理を再確認して対処すべきだと思います。

現行憲法が戦後保障してきた価値を今こそ前面に出すべきです。経済力におびえていては何も動けません。

現行憲法の堅持を主張してきた勢力の出番だと思います。自由、民主主義、人権を足場に立ち上がる時です。

野党第一党の立民党が自民党より先行しのろしを上げて欲しいです。中国共産党に物言う姿勢は国民に評価されます。

日米同盟の強化で思いやり予算を積み増すことだけが日本の安全を守ることではありません。

理念が日本を守ることもあります。戦後積み上げてきた自由と民主主義、人権で中国に対峙する時です。

 

 

 

 

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