2022年の漢字は”剣呑(けんのん)”
新年あけましておめでとうございます。本年もブログ精力的に発信してまいります。宜しくお願いします。
新型コロナとともに年明けを迎えるのは3回目となりました。今年も変異株の危機に直面してます。
新型コロナは現代のグローバル社会に潜む闇が産み出した魔物のように思えてなりません。
グローバル社会の到来とともに人の動きが激しくなっているため感染力が爆発的に強まっているからです。
水際作戦と口では言うものの侵入経路が複雑すぎて完全に防衛することは不可能です。
中国のように共産党の一党独裁体制のものとで強権的な監視体制をとっても感染者は出ています。
現代グローバル社会は便利さとともに格差の拡大という深刻な社会問題を引き起こしています。
途上国の貧困層に新型コロナウィルスが襲い掛かるとワクチンなどの予防が不十分なためまん延を引き起こします。
このことは変異株の発生の直結します。インドでデルタ株、南アフリカでオミクロン株といった具合です。
変異した株は先進国に逆流してさらに幅広い感染を引き起こすといういわばいたちごっこ状態になってます。
イスラエルではワクチン接種が最も進んでいて4回目を勧めてますが切りがありません。
現代グローバル社会の最大の課題である格差の拡大が新型コロナをまん延させていることは間違いありません。
国連や世界保健機関が主導して全世界規模で防御態勢を引かないと感染を抑制することはできそうにありません。
地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの抑制と同じ構造です。人類の危機を救うためには協力しかありません。
2022年は新型コロナ抑制のための国際協力がどこまで進むのかが問われる1年となります。
アフガンのように政権基盤が不安定で国民の生活自体がままならない国を放置はできません。
新型コロナは弱者の弱みに付け込んでまん延を引き起こしているのですから人道的見地から待ったなしです。
米中対立の激化という国際政治の厳しい現実が新型コロナ対策にも暗い影を落としています。
新型コロナ対策が米中両陣営の覇権をめぐる戦いの主戦場となってしまっているからです。
欧米の製薬メーカーのワクチン対中国、ロシア製のワクチンの覇権争いという様相が見て取れます。
結果として途上国を含めてすべての国々にワクチンが行き渡ることになれば不幸中の幸いです。
但しその後に国家対立が待っていて紛争に発展してしまえば新型コロナとの戦いに勝っても意味がありません。
東アジアでは台湾、ヨーロッパではウクライナ。きな臭さが漂ってます。2022年は剣呑です。