国民民主党のポピュリズム指向を憂える

NHK世論調査の国民民主党の支持率は1%で昨年12月の1.7%より下がったというより元に戻りました。

昨年10月の衆院選で8議席から11議席へと若干の議席増を果たし党の存続の危機を脱しました。

予想外の好結果と判断したのでしょうか玉木代表の選挙後の言動は浮かれているかのように目に映りました。

復活を遂げた維新に便乗しようと接近し憲法改正論議の活性化に向けて主導権を発揮しようとしました。

憲法論議を盛んにすること自体は大いに好ましいとは思いますが党としての改正の方向性の確立も不可欠です。

単に論議すべきと先導したところで先に行って化けの皮が剥がれます。はしゃいでるだけだと後ろ指差されます。

小池都知事が特別顧問の都民ファーストの会への接近も盛んにメディアで報じられています。

維新と同様のスタイルで国政は国民民主、都内の地域政治は都民ファーストで棲み分けようというのです。

参議院選挙に向けて支持率の上がらない国民民主党を小池マジックで大きく見せようという目論見に思います。

昨年の衆院選での国民民主党の善戦は新型コロナに関連する様々な政策、特に経済対策を問題提起したことにあると思います。

けなげな政策重視の姿勢が有権者に好感を持たれたと私は見ています。この国民の共感を大切にする必要があります。

先週のNHK日曜討論で玉木代表は経済を中心に政策提案を重ねる姿勢を強調していました。

この基本姿勢と維新や都民ファーストへの接近が矛盾しているように見えて仕方ありません。

参院選前に都民ファーストの会と合流して小池マジックを仕掛けてもらおうとしても有権者には仕掛けが見え見えです。

東京限定で効果があるとしても日本全体では目先で惑わそうとしてもそうはいかないと思う有権者が大半だと思います。

国民民主党はかつての新党さきがけのような良質な政治家が結集し改革を志向する勢力の接着剤となるべきです。

そのためには国民民主党としての勢力の伸長に目を奪われるのではなく質の高さで勝負を張る政党像を目指して欲しいです。

玉木代表を始め地頭の良い政治家が揃ってます。自民党が採用せざるを得ないような経済政策を連発することです。

期間限定の消費税の減税とそこからの脱却のシナリオ。どの政党も緻密な政策の打ち上げはしていません。

給与を上げる側面では先導的な役割を果たしました。今度は消費税の減税で説得力のある議論を提示して欲しいです。

有権者の歓心を買うようなポピュリズムに堕すことなく骨太の経済政策を提示することにこそ国民民主党の使命があります。