ウィズ・オミクロン対応
オミクロン株の感染拡大は急激です。新型コロナは去ったのかと思っていた昨年末の状況から一変しました。
17日段階の感染者数は全国で2万万人を超えて東京都では3千7百人余りです。月曜日としては過去最高水準です。
通常国会が始まりました。オミクロン株対応が当面の焦点となります。デルタ株の時とは雰囲気が異なります。
デルタ株は、重症化リスクの高さもあり当時の菅政権にとって大逆風となり退陣へと直結しました。
オミクロン株の感染急拡大はデルタ株の時のような政権への批判へとつながる様相は見せていません。
オミクロン株の特徴が影響してます。重症化リスクが低いから恐怖心を煽るまでは至っていません。
もはや水際作戦はさほど効果を上げません。感染力の強さから言って食い止めるのも容易ではありません。
何がいちばん脅威かというと私は経済の再びの落ち込みだと思います。感染拡大防止にのみ注力するのは間違いだと思います。
デルタ株のように重症化リスクの高い時は感染防止と経済回復の二兎を追うのは愚策でした。
オミクロン株対応は発想を転換し感染拡大と経済再生の二兎を追うことが正しい選択だと思えてなりません。
昨日小池都知事は感染防止の危機感は共有して社会の動きは止めないと記者会見で語ってました。
1都10県まん延防止措置が取りざたされてます。飲食店などの経済規制に踏み込むかどうか難しい判断です。
オミクロン株は、軽症のコロナ患者が増えるのは許容するしかないのではないかと思います。
それより経済規制を強化することによるマイナス面を考慮して飲食店への時短要請など規制強化は極力避けるべきです。
感染症の専門家はオミクロン株について不明な点があるとして常に規制の方向へと誘導します。
私は経済規制こそ日本の脅威だと思います。感染拡大はある程度許容し対応できるような医療体制の構築こそが必要です。
例年流行している季節性のインフルエンザ対策を踏まえて上乗せの対応を図ること言い換えても良いです。
ワクチンへの過度の期待は禁物です。既に流行しているのに3度目を打てはと言っても効果は限定的です。
期待が持てるとしたら感染しても重症化を防ぐ経口薬があればいちばんの効果が期待できます。
後は通常の対策を徹底して第6波が過ぎ去るのを待つしかありません。季節性のインフルエンザと一緒です。
オミクロン株対応はデルタ株とは異なる対応で経済の落ち込みを防ぐことが何より肝要だと思います。
専門家の意見に引きずられて過度の規制を課すと日本経済の立ち直りは遠のきます。こちらの方が危険です。