人生ノート49~参議院選挙2~
6月5日、国会内にあるみどりの風の本部で出馬発表をしました。私の他に東京選挙区から新人の女性が出馬することになりました。
みどりの風として独自に参議院選挙を戦うことが鮮明になりました。東京では山本太郎さんが無所属で出馬します。環境派の統一は完全に無くなりました。
夕方、神奈川県庁で記者会見しました。最後の最後に政党そろい踏みの神奈川選挙区で一番小さな政党からの出馬でした。私で11人目でした。
記者の視線は冷ややかな感じでした。今ごろ出ても流れは決まっているし無理だろうという常識論で私の出馬を見ていたのだと思います。
私は、環境を前面に掲げる政党として楔を打ちたい、町長としての行政経験が豊かであることを見てもらいたいと出馬の動機を説明しました。
政党の小ささは、私自身の心意気でカバーしていくと自らを奮い立たせていました。中国の天安門事件で起きたある出来事を引用しました。
1989年の6月4日に起きた中国天安門事件。自由化を求める民衆を中国の軍当局が弾圧しました。一人の男性が立ち上がりました。
事件の翌朝、天安門広場を行進する戦車の前に立ちはだかりました。行方を遮ったのです。轢かれるかもしれないのに。衝撃のシーンでした。
この男性、全く死を恐れていません。軍が同じ中国の人民に大砲を向けてはならないとの強い意志からからの行動だったと思います。戦車は止まりました。
自民党の怒涛の進撃の中での参議院選挙の出馬をダブらせました。この流れに待ったをかけるため一人でも身を捨てて行くぞという決意を示しました。
記者から「風は起こせるのか。」と聞かれました。「そよ風は起こしたい。」と答えました。もうあとには引けません。告示日は一ヶ月後に迫ってました。