北海道は大丈夫か

プーチン大統領の攻撃が続きます。1500年以上の歴史を誇るウクライナの首都キエフが落ちました。

ウクライナ全土をかいらい国家とすべくロシアは準備した作戦を続けるものと思われます。

ウクライナ国民の民意は踏みにじられるました。暗黒時代に時計の針は戻ってしまいました。

プーチン大統領のやり方は力で制圧できるならば断行するという単純明快なものです。

ロシアは核心的と考えられる国益を邪魔するものは断じて許さず力でねじ伏せようとします。

1853年アメリカのペリー提督率いる4隻の艦隊が横須賀の浦賀沖に来航しました。

太平の眠りを覚ます上喜撰(蒸気船)、たった4盃で夜も夜も寝られずと狂歌に詠まれました。

日本はただでさえ島国という地理的条件があるのに加え江戸時代海外との自由な交流は制限されました。

国際情勢に疎い民衆が当時としては最大級の軍艦の威容を見て大騒ぎした様子が目に浮かびます。

今度のロシアのウクライナ侵攻の方は日本国民にどのような影響を与えているのでしょうか。

ロシアの力任せのやり方に対し違和感を持つ人は多いでしょうが日本にまで矛刃が向くとは思ってないと思います。

米ソ冷戦時代は極東に配置されるソビエト軍の動向に対し常に高い関心が払われてました。

1991年にソビエト連邦が崩壊してからは関心の度合いは急速に下がり、その傾向は続いています。

ソビエトを引き継いだロシアが起こした今回の軍事行動で目を覚ました方が多いとすればせめてもの救いです。

この国は手ごわいし要注意です。ウクライナ侵攻前にフランスやドイツはプーチン大統領と交渉しました。

かの国は約束を反故にすることなどなんとも思っていません。目的のためには手段を選びません。

こんな物騒な国が北方領土を占有しているのです。この危機を軽く考えていては大けがをします。

ロシアの狙いは経済交流を通じてじわじわと北海道に侵入し影響力を強めることだと見ます。

太平洋戦争末期終戦のどさくさに紛れて北方領土を占領したスターリンの視線は北海道に注がれていました。

1951年のサンフランシスコ講和条約で国境が確定したため北海道は辛うじて日本に残りました。

スターリンのDNAを受け継いでるプーチンが逃がした獲物のことを覚えていないはずがありません。

ロシアという国の本質をしっかりとわきまえて断じてだまされないようにしないとなりません。

北海道の地域経済の立て直しが急務です。同時に安全保障体制の見直しが不可欠です。

両者を同時進行で進め強い北海道を再構築しないとロシアの侵略を許すことになります。