愛嬌たっぷりの”暴走老人”、坂本孝也が行く!

二宮町の前町長で町議の坂本孝也さんの後援会から私のところに会報が送られてきました。

「さかもと孝也後援会通信NO.1]となってましたので後援会として再起動したのでしょう。

隅から隅まで読みましたがどこにも11月の町長選挙のことは書いてありませんでした。

事前運動になってはいけないと細心の注意を払ったのでしょう。しかし行間からは熱気が伝わってきました。

「停滞から躍進へ」「進まぬ役場庁舎より『教育のまち二宮へ』!」と赤い太文字で書かれていました。

この種のチラシやパンフレットはこれまで数多く見てきました。出来栄えはトップクラスです。

何が良いかというと先ほど述べた熱さがこもっているのです。坂本さん本気だなと思いました。

主張の方もシンプルでわかりやすいです。庁舎建設ではなく教育に賭けようというのです。

将来的には小中の統廃合を進め一貫校とすることを念頭に元東大の植物園の跡地が用地として適当だとしています。

緑に囲まれた1万坪の用地に県産木材をふんだんに使った素敵な学校を建てると夢を語ってます。

一方町で検討を進めている役場庁舎の移転候補地は豪雨の際には浸水が想定されるとしてます。

県の所有地であるため20億円とされる用地費が建設費とは別にかかることを問題視してます。

有権者に響くのではないかと思います。出馬表明している現職の村田邦子町長もうかうかしていられません。

ただし坂本さんには致命的な弱点があります。2期町長を務めた後落選し再挑戦です。年齢が78歳です。

常識的にはあり得ないことをやろうとしています。有権者の理解を得られるかが焦点です。

「78歳がなぜ挑戦するのか」という一文が掲載されてました。「停滞が見てられないから」と書いてありました。

年明けに私の自宅に来られた坂本さんは「このままでは死ぬに死ねない」と決意を語ってました。

役場庁舎の建設が二転三転し一向に進まない現状に坂本さんの堪忍袋の緒が切れたのでしょう。

現職の村田町長に敗れた選挙を思い出しリベンジの思いがたぎったのだと思います。

ここまで開き直るなら年齢など関係ありません。一世一代の大勝負を期待します。

二宮町内の詳しい選挙事情はわかりませんが私は捨て身の坂本さんの熱い思いに応えたいです。

私が「暴走老人」と冷やかしたからでしょうか。チラシに「暴走老人が行く」と小さく書いてありました。

坂本さんの似顔絵の可愛らしいイラストの胸にゼッケンのように書いてあって愛嬌たっぷりです。

超高齢挑戦です。開き直って欲しいです。同時にイラストのように笑顔を忘れないで欲しいです。