冨田町政のあり方を問う湯河原革命進行中
27日の午後湯河原町でゆがわら町民オンブズマンの報告会があり参加しました。
コロナ対策で定員は50人とされていましたが遅れてきた私はやっとひと席見つけました。
関わった弁護団は8人でそのうち7人が参加していて壮観でした。大型裁判の報告会のようでした。
オンブズマンというのは行政の監視を住民に代わり行う人のことです。スウェーデンから始まりました。
ゆがわら町民オンブズマンは町税の滞納者リストが秘密会で町議会議員に公開されていたことをきっかけにできました。
おととしの7月に新人女性町議の土屋由希子さんが個人情報保護の観点から問題があると提起しました。
土屋さんの動きを受けて町議会でどんなやり取りが行われたかを知るため情報公開をもとめました。
町議会より公開できないとされたため町民オンブズマンが横浜地裁に訴えを起こしました。
地裁の判決は今年2月に出て町議会の判断は不適当とされました。住民側の勝ちです。
町議会は不服だと控訴しました。6月に東京高裁で審理が行われ早ければ判断が下されます。
質問も次々と出て熱量を感じました。寒川町やお隣の真鶴町の参加者からも質問がありました。
湯河原町の滞納者リスト問題をめぐっては土屋議員が町議会から懲罰を受ける事態になりました。
土屋さんは処分の取り消しなどを求めて現在別の裁判を起こし横浜地裁で審理中です。
この問題がここまでこじれた原因を町議会にだけに負わせるのは適当ではありません。
滞納者リストを議会に提出したのは冨田町長です。町長の責任の所在があまりにあいまいなままです。
冨田町長は議会の求めに応じて提出したものであり議会側の責任だとの態度に終始してます。
小さな町において町長と議会との力関係の実態は圧倒的に町長の方に分があります。
町長の判断次第で動くと言っても過言ではありません。そのくらいの差があります。
それなのに冨田町長が陰に隠れてしまっているから問題が複雑化してしまったと思います。
冨田町長が個人情報保護の観点から反省すべき点があったと認めていれば一件落着でした。
それを責任逃れして議会は土屋さん叩きをしたため土屋さんは徹底抗戦へと舵を切りました。
町民オンブズマンも立ち上がることになりました。冨田町長の自業自得だと言えます。
冨田町長の立ち振る舞いはこのままではいけないという湯河原町民の気づきを喚起しました。
じわじわと浸透しているから休日のイベントにも関らず参加者が多かったのだと思います。
この問題は湯河原町政の体質を問うものです。冨田町政のあり方そのものを問う湯河原革命へと事態は進行中です。