ロシア軍の市民虐殺はでっち上げなのか

プーチン大統領はロシア軍の市民虐殺はウクライナ側のでっち上げと断固主張してます。

ある国際ジャーナリストのブログが気になりました。田中宇(さかい)さんのものです。

世界のニュース報道やインターネット情報を分析しロシア側の主張が正しいと書いています。

「市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア」というタイトルがついた8日付の記事です。

第3者による調査が行われていない段階でロシアを犯人だと決めつけることの不当性を指摘してます。

戦争にプロパガンダはつきものであると考えられますので第3者の調査が不可欠であることは当然です。

ロシアが国連安保理で国連の調査を主張したのに対し議長国のイギリスが拒否したとのことです。

こうした状況でウクライナ側の発表をうのみにして情報を流すことは誤った態度だと指摘してます。

ロシアが軍事侵攻の火ぶたを切ったためロシアは極悪人とのイメージがこびりつきました。

ウクライナ側に同情して客観的に事実を把握する姿勢をおろそかにしている傾向はあります。

田中さんは犯人はウクライナの極右民兵団で彼らがロシア系や中立系の市民を虐殺したと断定してます。

市街戦の戦地ではウクライナ支持の市民は青色、ロシア系は白色の腕章をそれぞれつけていたとのことです。

ネットに投稿された各種動画などを分析した結果殺された市民の遺体には白色の腕章がまかれていたというのです。

ロシア軍が味方を拷問して殺害することは考えられないのでロシア軍の撤退後の犯行だというのです。

遺体近くにロシア軍が配布した食料袋も映っていたことも殺害したのはロシア軍ではない証拠としています。

田中さんの分析は以下のサイトで見ることが可能です。https://tanakanews.com/220408bucha.htm

田中さんのその他の分析にも目を通してみると世界を見る視点はいわゆる陰謀論的なものです。

国際金融資本や軍産複合体、複雑に絡み合った集合体が世界を動かしているとの見方です。

アメリカの大手メディアはその一翼を担うものでその情報に依存していては真実を見れないことになります。

しかしロシアがウクライナの諸都市を破壊していることは明らかで軍事施設だけという説明は成り立ちません。

無差別攻撃に近いという指摘もあります。虐殺がウクライナ側の犯行だとはにわかに信じがたいです。

市民の虐殺がどのように起きたかはロシアのウクライナ軍事侵攻の是非を考える上で決定的です。

国際刑事裁判所の出番です。ここで存在感を発揮できなければ設置されている意味がなくなります。