最強の仕事人、建築家西郷真理子さんに学ぶ町づくり
2日、フェイスブックに小田原のまちづくりアドバイザーの松本大地さんからメッセージが入りました。その日の晩の講演会の誘いでした。
西郷真理子さんが講演に来ますとのことでした。ピンと来ませんでした。ネットで調べてみたら都市計画業界のスーパーウーマンだと知りました。
埼玉県川越、滋賀県長浜、香川県高松の丸亀商店街。町の再生として超有名なところです。全部西郷さんが中心人物の一人でした。
私は、どうも他の成功例とか見るのが苦手でとにかく自分で考えてやろうとする傾向が強いです。人のやり方を参考にしません。
しかし、西郷さんのような人物が来られることはめったにないので出かけました。会場は、小田原・箱根商工会議所の会議室でした。
最強の仕事人ですので話は具体的でした。土地利用がなにより大切という考え方が一貫していました。私も全く同感です。
土地利用に関しては開成町は日本のモデルだと思います。町をきちんと三分割しています。勝手な開発を抑えあじさいの町を創ってきました。
西郷さんは住民参加が大切だと強調していました。これも当然です。住民が主体となって町を作っていかなくては良い町づくりはできません。
西郷さんの知恵はここから先です。町づくり会社を巧みに立ち上げます。民間の活力を取り入れて町を創っていきます。
小さな町ですとこの分野が弱いです。町づくり会社を立ち上げようという民間人が見つかりません。役場だけで進めればお役所仕事になりがちです。
民間と町とで共同でやるしかありません。開成町では小田原市と隣接している南部地域で新しい町づくりが現在進行形です。
ここで町づくり会社を立ち上げて日本に誇れる町づくりを進めたら面白いです。まずは美しい景観を整えることが最初の一歩です。
新しく造った都市計画道路も行き止まりになっているところがあります。ここを広場にしてイベントが開催できるよう整えるのも面白いです。
西郷さんも「道路を広場に」と提唱されてました。新しくできる町に道路広場があってその周囲は緑で取り囲まれているとしたら結構注目されると思いました。