世界一小さい美術館活動を世界に発信!

14日の夕方、小田急線富水駅近くの須藤美術館に立ち寄りました。先週、館長の須藤一郎さんの講演を聞いて一度是非現場を見てみたいと思ったからです。

駅から数分です。住宅が何軒か立ち並んでいて一番奥に須藤さんの自宅を開放した世界一小さな美術館がありました。道は舗装されてなく水溜りができてました。

私道を所有している地主さんたちの折り合いがつかず整備できないということでした。行政が間に入って調整すれば何とか出来るのではと思いました。

明日、16日から「アーティストレジデンスイン小田原」という催しが始まります。日本の画家5人と海外から呼んだ画家5人が作品を制作して展示します。

25日までメイン会場は小田原市栢山の尊徳記念館です。自由に制作の様子が見れます。世界の美術家と壁画を画くイベント、コンサートもあります。

費用は須藤さんが各方面を駆けずり回って寄付を集めて実施するということです。小田原市が共催で会場やバスの応援をしてくれるということでした。

須藤さんは元第一生命のエリートサラリーマン。営業が苦手で事務職になったと言われてました。その須藤さんがお金集めに走ります。

先の講演で須藤さんは日本と欧米との美術を取り巻く環境の違いを話されてました。欧米では美術が生活の中に溶け込んでいると言われてました。

日本とは画家を受け入れる環境が違います。須藤さんは今回のような取り組みを通じて少しでも美術に馴染んでもらおうと努力されてます。

須藤さんに横浜や箱根で開催して発信の場を広げられたらと提案しました。横浜は日本を代表する国際都市です。箱根は世界の箱根です。

須藤さんはスペインとのつながりが深いです。オリンピック開催で争ったスペイン、さらにトルコの画家を招くことができれば東京でも注目イベントです。

場所は、新宿の東京都庁。2020年オリンピックを前にして世界で一番小さな美術館の大きな取り組みになりそうな感じがします。