新聞購読切りかえ
神奈川新聞の真鶴町報道に愛想をつかし購読を止めたことを書きました。
今はネットで記事の見出しは見れますので購読しなくても用が足ります。
大学で学生に新聞購読の有無を聞くことがバカらしいぐらいにとってません。
しかし少し掘り下げて考えたい時にネット上の見出しだけでは材料不足です。
紙媒体の神奈川新聞はとりたくないが地方の動向も知りたいというのが本音です。
神奈川新聞には便利なサービスがあります。月額980円で主要な記事がネット上で読めます。
これで神奈川新聞を紙ベースで購読する必要は全く無くなりました。
デジタル革命は紙媒体の新聞を締め出し、新聞社は自分の首を締める状況に陥ってます。
紙ベースの新聞は読み出が問われます。掘り下げた解説や特集が必要です。
薄っぺらな正義感だけでは深い記事は書けません。叩くだけで終ってしまいます。
新聞の速報性はネット版に譲り紙ベースの新聞は読み物としての役割が重くなっています。
全国紙も地方紙も一緒です。取材対象に違いがあるだけです。記事の深みと専門性が問われます。
日本経済新聞を取ることにしました。朝刊ずしりと重く読みでがあります。
今後の政治課題のうちで最重要な論点のひとつは「新しい資本主義」です。
苦手な経済を勉強しなければという思いもあって日経新聞の購読を決めました。
経済問題を中心に東京と世界の動きが中心です。政治記者時代に戻ったかのようです。
22日付日曜版のコラムに興味深い記事が載っていました。中国対応に関する記事でした。
中国は経済力にものを言わせて相手国に有無を言わせぬ外交を得意とします。
「戦狼(せんろう)」外交というのだそうです。この用語は初耳でした。
文字から想像できます。経済力を背景に他国を食い物にするといったイメージです。
東南アジア諸国で中国の「戦狼」外交に違和感が広がっているようです。
岸田総理は連休中の東南アジア歴訪で首脳から中国に対する本音をささやかれたとのことです。
得た感触をその後のイギリス、イタリア訪問で伝え首脳会談の話題となったとのことです。
日経記者による直接の論評です。こうした記事は地方紙では読むことは稀です。
この記者は岸田総理に対し受け身の存在に留まってはならないと提言してます。
聞き上手を越えて自らの考えを伝える存在になることを求めていました。
23日、24日の両日、バイデン大統領との首脳会談や国際会議が相次ぎました。
対ロシア、対中国を念頭に日米同盟強化を様々な場面でうたいあげました。
その内幕について日経がどのような分析記事を書くか日曜版が楽しみです。