使命感と生涯現役

ブログでときおり紹介する新しい道の杉田廣善さん93歳。文筆力の衰えが見えません。

「日本ふと根の会」という団体を主宰されていて毎月会報を発行しています。

会の名前には日本人たるもの根を太くし本来の生き方をすべきとの思いが込められています。

ほぼすべての頁にわたり新しい道の教えを杉田さんが解説しています。

新しい道の開祖の女性が発した言葉を拾い出し丹念にその意味するところを語ってます。

筆の運びがまことに自然で読む者の頭にすんなりと入って来るから不思議です。

新しい道流に言えば魂すなわちみたまに語りかけているから違和感がないとなります。

最新号では大腿骨骨折の手術と長期入院をされた杉田さんの体験が書かれていました。

杉田さんを支える方々の熱意が医療関係者に伝わり治療が進んだ経緯がわかりました。

テレビドラマを見ているような橋渡しで名医の執刀へとたどりつきました。

杉田さんを救い世のために発信してもらいたいという思いの強さが根っこにありました。

そうした面々のうちの中心メンバーの女性を存じ上げています。身を粉にして支えていました。

女性の献身を見て杉田さんの人格の偉大さを改めて感じ取った次第です。

杉田さんは最新号で「天にお土産を持って還る」との開祖の言葉を引用してました。

新しい道はこの世に生を受けたからには厳格な理由があるというの原点です。

それを熟知しているのは誰もが心の奥底に持っている魂、みたまです。

みたまは天に通じていますのであらゆる事象の真の意味を承知しています。

人間は欲望があるので目が曇り本来の生き方を見失っているだけです。

襲い掛かって来る災難は本来の生き方を思い出させる天からのメッセージだと捉えます。

生き方の誤りに気付き本来の道に戻れば自ずと混乱は収まると説きます。

天の思いの通りの人生を生きて天にお土産を持ち還るのがまっとうな生き方です。

杉田さん自身も大けがという災難に見舞われた訳ですのでどう受け止めたか気になります。

93歳にして新たなる成長を促すきっかけだと捉えたのです。恐れ入ります。

日本人本来の生き方を世の人に説く使命がありそのために救われたと考えました。

最新号の文章に一段と熱がこもっているように感じたのは使命感のなせる業だと思います。

新しい道は宗教ではありません。杉田さんは教祖を指向していません。

新しい道が考える森羅万象の背後にある真実を淡々と伝えているに過ぎません。

こぶしを振り上げて熱狂的に説くことは一切ありません。逆に説得力があります。

天から与えられた使命に奉仕する人生というシンプルな発想が生涯現役への道です。

 

 

 

 

 

 

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